メキシコのエルモシーヨで18日（日本時間19日）挙行された空位のWBAインターナショナルS･フライ級王座決定戦は、地元のダビ“トルナード”サンチェス（メキシコ＝WBA3位）がマルコ・デメシーリョ・シンワンチャー（フィリピン＝OPBF2位）に4回TKO勝ちを収めた。

　左右を振るって前進するデメシーリョにサンチェスは上下にパンチを打ち分け、流れるようなアウトボクシングを披露。4回、フィリピン人の強打が決まり白熱する雰囲気が流れたが、ラウンド終盤、メキシカンがボディー連打から左を決めると、デメシーリョは一瞬間を置いてダウン。一度立ったがコーナーに崩れ主審がストップした。TKOタイムは2分56秒。

　新調の青地のベルトを獲得したサンチェス（22）は23勝19KO2敗1分。3月26日に後楽園ホールで予定されている河野公平（ワタナベ）×デンガオセーン・カオウィチット（タイ）戦の勝者に挑む運びとなっている。デメシーリョ（23）は19勝14KO2敗1分。