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「ベルトは絶対に渡さない!」アムナットが宣言

2014年5月3日 19時50分

 5月7日ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)で開催されるIBF世界フライ級タイトルマッチ12回戦で日本最速15戦目の3階級制覇を目指す井岡一翔(井岡)の挑戦を受ける同級王者アムナット・ルエンロエン(タイ)が3日、大阪市浪速区の井岡ジムで練習を公開した。

井岡の相手アムナットが公開練習(ボクシングニュース)
ミット打ちを披露するアムナット

 すでに体重は食事をしても500グラムオーバーと減量の不安はないそうで、「井岡さん、このベルトは俺のベルト。絶対渡さないよ」とチャンピオンベルトを抱きしめるポーズを見せるなど余裕の表情だった。

アムナット

 アムナットは軽く体を動かした後、比国人のウォーレン・チャーロー・トレーナーのミットを力強く叩いた。スパーリングはヘッドギアをつけず、1ラウンドを流した程度だったが、右アッパーのタイミングをしきりに計っている様子がうかがえた。練習を見守った井岡弘樹氏は「足の筋肉があり、年齢(34歳)を余り感じさせないほど節制している選手だ。リーチも長いようだし、一翔にとっては距離が最も大事。相手の距離で戦わないことだ。いずれにしても100%面白い試合になりそうだ」と気持ちを引き締めていた。

 井岡一法会長は「右アッパーを見せていたが、あのパンチなら一翔の左フックが合わせられる。それより、右ストレートを警戒したいし、1ラウンドから4ラウンドまでは、集中させて戦う。5ラウンドからは捕まえにいく。(一翔は)長谷川選手の魂を背負って戦ってくれるはずだ」と力強く語った。

 5日はダブル世界戦の予備検診、6日は調印式、ルールミーティング、記者会見、前日計量が行われる。

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