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ダウン挽回、アルジェリが番狂わせの戴冠

2014年6月15日 15時15分

“シベリアン・ロッキー”プロボドニコフが初防衛戦で無冠になった。14日(日本時間15日)ニューヨークで行われたWBO世界S・ライト級タイトルマッチは挑戦者14位クリス・アルジェリ(米)が王者ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)に2-1判定勝ち。ボクサー歴20戦目で強豪を攻略した。

ダウン挽回、アルジェリが番狂わせでプロボドニコフに勝利(ボクシングニュース)
アルジェリ(右)はアウトボクシングを機能させた

 予想はスラッガーのプロボドニコフに大きく傾いていた。その王者が初回、左フックと左右で2度倒す攻勢。結末が近いことを予感させた。ところが序盤で右目が塞がったアルジェリが身長、リーチとサイドステップをフル回転させて挽回を図る。その後も重いパンチを振りかざしてプレスをかけ続ける王者と華麗なボクシングで対抗する挑戦者が拮抗。一撃の効果を誇るプロボドニコフかヒット数で上回るアルジェリという攻防が最後まで続いた。

 公式スコアは1人が117-109でプロボドニコフを支持したが、他の2人は114-112と小差ながらアルジェリ。王者交代となった。ちなみに全米へ放映したHBOの採点は117-109と大差でプロボドニコフだった。

 元キックボクサーで高学歴を持つ異色の新王者アルジェリは20勝8KO無敗。「相手のスタイルがかみ合わなかった」と悔しがったプロボドニコフは23勝16KO3敗。Photo/SUMIO YAMADA

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