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細野が6回終了TKOでV1、日本フェザー級戦

2014年6月23日 20時52分

 日本フェザー級タイトルマッチが23日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの細野悟(大橋)が挑戦者同級2位の関豪介(角海老宝石)を6回終了TKOで下し初防衛に成功した。関は初黒星。

細野が6回終了TKOで初防衛(ボクシングニュース)
細野(右)は尻上がりに本調子に

 スタートから積極的に仕掛けていったのは挑戦者の関だった。もともと手数の多いサウスポーはジャブから左ストレートをテンポよく打ち込む。細野は冷静にカバーしているが、体ごと前に出る関の勢いにロープを背負うことも。関は2、3回も細野に連打を浴びせるなどして攻勢をアピールした。

 WBA2位につけるなど世界3団体でランク入りする細野は、関の動きがトリッキーなため、やや受けに回っていたが、徐々にペースを上げた。4回には左フック、左ボディブロー、さらには右ストレートも叩き込んで一気にペースを引き寄せる。関は4回に偶然のバッティングで右目じりをカット。5回を終わっての採点は38-37でいずれも王者を支持した。

 出血が厳しい関は6回に仕掛けたが、逆に細野の強打を食らう苦しい展開。関のダメージを考慮した主審が6回終了のインターバルでTKOを宣告した。細野は26勝20KO2敗1分。関は15勝3KO1敗2分。

◇49.5kg10回戦
原隆二(大橋)[3-0(98-92、99-91、99-92)]ファリス・ネンゴ(インドネシア)
 OPBFミニマム級王者の原がインドネシア同級王者のネンゴとノンタイトル戦。原は得意の左フックをなかなか決めらず、逆に引いてカウンターを狙うネンゴの右を食らう場面もあった。スピードとパワーで上回る原は、5回に左フックでダウンを奪うなど試合を優勢に進めながら、最後まで懐の深いネンゴをとらえきれなかった。ネンゴは5回にホールディングで減点1。

岡田は実力の違いを見せた

◇S・フェザー級8回戦
岡田誠一(大橋)[KO4回52秒]佐藤駿介(北澤)
 大きく負け越す佐藤は元日本王者の岡田に果敢に向かって行った。岡田はやや受けに回った印象だが、2回に右のショートカウンターで佐藤に尻もちをつかせると、3、4回と立て続けに左ボディブローでダウンを奪い、青コーナーからタオルが投入された。

松本は右の一撃でフィニッシュ

◇53kg8回戦
松本亮(大橋)[KO1回1分30秒]ズン・リンダム(インドネシア)
 松本は初回、強烈な右カウンターをリンダムのテンプルに叩き込んで10カウントを聞かせた。デビュー以来負けなしの11勝9KO。

◇60kg8回戦
原純平(大橋)[TKO6回44秒]山田智也(協栄)
 OPBF・S・フェザー級14位の原が約3年ぶりのリングとなる山田と対戦。前半は山田のジャブが効果的に拮抗した展開となったが、原はスタミナとパンチ力で上回り、5回からペースを掌握。6回に右ストレートで山田の右目じりを切り裂きTKO勝ちした。

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