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村田がゴロフキンのキャンプに参加

2014年7月8日 15時06分

 WBCミドル級13位にランクされる村田諒太(三迫)が7日、東京・神楽坂の帝拳ジムで記者会見を開き、WBAミドル級スーパー王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)のキャンプに参加するほか、WBO同級王者ピーター・クイリン(米)の練習も視察するプランを明かした。村田は今夜米国へ旅立つ。

村田がゴロフキンのキャンプに参加(ボクシングニュース)
アメリカで世界王者を視察することになった村田

 渡米先の最大の目的地はロサンゼルス近郊のビッグベア。ここで7月26日のダニエル・ゲール戦に向けてゴロフキンがキャンプを張っているのだ。現地でどのような練習をするかは未定だが、スーパー王者から声がかかれば、スパーリングを断る理由はない。

「ゴロフキンとスパーリングをすれば、自信をつけるかもしれないし、自信を失うのかもしれない。でも大切なのは自分自身を成長させること。そういったことも含めてすごく楽しみです」

 今回の渡米は、恒例のトレーニングキャンプではなく、世界のトップボクサーを目で耳で、肌で感じることが目的だ。現在ミドル級で最も評価の高いゴロフキンは、世界との距離を測るにはうってつけの相手と言えるだろう。さらにはWBO王者ピーター・クイリン(米)の練習にも顔を出す予定で、村田は「トップで戦っている選手からいろいろ勉強したい」と貪欲だ。

 プロ5戦目となる次戦の予定は9月か10月ということでまだはっきりしないが、今回は10日ほどの視察を終えていったん帰国し、再び渡米して1ヵ月のトレーニングキャンプに入る予定。村田陣営は10戦目あたりで世界挑戦に打って出る青写真を描いており、残された時間は決して多くはない。世界との距離を知り、刺激を受ける旅は大いに意義があるだろう。

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