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中日本新人王決定、最優秀選手賞は五十嵐嵩視

2014年8月3日 20時51分

 中日本新人王決勝戦が3日、愛知県刈谷市産業振興センターあいおいホールで行われ、各階級の優勝者が決まった。最優秀選手賞にはフェザー級の五十嵐嵩視(トコナメ)、技能賞にはミニマム級の滝川潤(薬師寺)、敢闘賞にはライト級の山口祥吾(西遠)が選ばれた。優勝者は9月23日、熊本で西部日本新人王優勝者と対戦。勝てば11月9日に大阪で行われる西軍代表決定戦に臨む。また、新人王戦終了後には、元中日本ボクシング協会会長で1月に亡くなった織田秀樹氏(元中日ジム会長)の追悼セレモニーも行われた。新人王の結果は以下の通り。

中日本新人王決定(ボクシングニュース)
故織田秀樹会長追悼セレモニー

◇ミニマム級4回戦
滝川潤(薬師寺)[KO4回2分52秒]上安秀明(岡崎)
 開始からテンポよく左を突き続ける滝川。ガムシャラに前に出る上安だが、接近しても滝川のコンパクトさが上回る。最終回、滝川は右オーバーハンドを効かせると連打で上安にカウントを聞かせ、再開後にストップした。

◇L・フライ級4回戦
松井謙太(三河)[3-0(40-35×2、39-37)]松本貴志(岐阜ヨコゼキ)
 初回、松井の右オーバーハンドで松本が膝から崩れるようにダウン。2回にも右ショートで動きを止めるなど、松井は右で松本の攻勢を寸断した。

◇S・フライ級4回戦
櫻井栄太(富士)[3-0(40-36×2、40-38]小橋晃之(中日)
 愚直に前に出続ける小橋に対し、櫻井はサークリングしながら冷静にパンチを合わせ続け、フルマークの判定コールを受けた。

◇フェザー級4回戦
五十嵐嵩視(トコナメ)[3-0(40-37×2、40-36]工藤哲也(沼津石川)
 五十嵐がプレッシャーをかけ前に出るのに対し、工藤は回りながら飛び込む機会を窺う。距離が交差した際はお互い退かない。2回、五十嵐は工藤の左フックで少しグラついたが、追撃を左ボディで止める。3回終了間際には左フック2発でチャンスを作るなど、要所で五十嵐が上回った。

◇S・フェザー級4回戦
島倉裕矢(岐阜ヨコゼキ)[3-0(38-37×2、39-37]岡田和晃(富士)
 初回、島倉が左フックのカウンターでダウンを奪う。しかし再開後の岡田は自ら打って出ることで打開を図り、右ストレートを好打する。お互い手数が多く、退かない攻防を繰り広げた。

◇ライト級4回戦
山口祥吾(西遠)[TKO2回2分8秒]武島隼人(HEIWA)
 開始ゴングと同時に両者激しい打ち合い。左右フックの振り合いを制して先にダウンを奪ったのは武島。2回も両者は開始から頭をつけて打ち合う。山口が右オーバーハンドで効かし、最後は左フックで武島が崩れ落ちると、レフェリーはノーカウントでストップした。

◇S・ライト級4回戦
森定哲也(鈴鹿ニイミ)[TKO2回17秒]山口鉄也(蟹江)
 頭を下げてくっつこうとする山口に対し、サウスポーの森定は面白いように左を当て続ける。同じ様な展開で始まった2回開始早々、森定の左ショートカウンターで山口は前へバッタリ。立ち上がってもふらつくと、カウント中にタオルが投じられた。

 フライ級の富田和将(タキザワ)、バンタム級の浦田優(緑)、S・バンタム級の伊藤真嗣(蟹江)、ウェルター級の富永信平(中日)は不戦勝で中日本新人王となった。

◇セミ65.3kg8回戦
丸木和也(天熊丸木)[KO3回1分48秒]ウィレム・レイク(インドネシア)
 丸木は思い切りよく振ってくるレイクのパンチを浅いながら被弾し、うっすらと顔面を紅潮させる。しかし2回、丸木は強烈な左ボディでレイクの動きを止めると、続く3回に左アッパーから右ストレートを叩きつけダウンを奪い、そのままテンカウントを聞かせた。

◇メインイベント62.1kg8回戦
塚原信一(HEIWA)[引き分け1-1(78-76、76-77、76-76)]岩田裕司(中日)
 スイング気味の岩田の右がよく当たる。塚原は中からの連打で押し返すが岩田の外からのパンチを被弾し、距離を詰めての打ち合いに突入。7回、岩田はスイング2発で塚原をロープへ飛ばすと連打で追う。しかしそれが終わると塚原が反撃。左右連打で逆側へ押し込む。最終回、塚原は右拳を痛めた素振りを見せたが、お互い退かずに最終ゴングまで手を出し合った。

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