2014年8月11日月曜日

石田匠が日本タイトル奪取、戸部に3-0判定勝ち

 11日後楽園ホールで行われた日本S・フライ級タイトルマッチは、挑戦者同級1位の石田匠(井岡)がチャンピオンの戸部洋平(三迫)を3-0判定で下し、無敗のまま日本タイトルを獲得した。スコアは96-94×2、97-93。戸部は初防衛に失敗した。

 WBA5位、WBO10位にランクされるホープ石田は、初回からジャブの差し合いでチャンピオンを上回った。サイドステップも巧みで戸部をコントロールし、3回には右を効かせてチャンピオンの動きを一瞬止めた。中間距離で分の悪い戸部はラウンドを追うごとにプレスを強めて対抗。5回を終わっての採点は1人が50-45と石田のフルマークとしたが、残る2人は48-47で石田とわずか1ポイント差だった。

 リードを許した戸部は後半に入ると一段とピッチを上げて石田を追いかけた。しかし石田は戸部の攻撃をいなし続け、単発ながらジャブや右ストレートをクリーンヒットしてペースを明け渡さない。戸部は9、10回と気持ちを前面に押し出して攻め続けたが、石田がフットワークとカウンターで逃げ切った。22歳で戴冠の石田は17勝9KO無敗。敗れた戸部は8勝5KO2敗1分。

◇S・バンタム級8回戦
久永志則(角海老宝石)[3-0(77-76、77-75×2)]源大輝(ワタナベ)
 久永は昨年8月、日本王者の大竹秀典(金子)に敗れて以来となる再起戦。日本S・バンタム級8位の源は長身から打ち下ろすジャブと右ストレートでいいスタートを切ったかに見えたが、回転力のある久永はインサイドに入り込み左右のフックで対抗。源は中盤から前に出て接近戦に活路を見出したが、全体的に久永の有効打がわずかに上回った印象。

◇フェザー級8回戦
竹中良(三迫)[TKO6回26秒]小澤有毅(筑豊)
 初回から互いに距離を詰めて盛んにパンチを交換。元ランカーの小澤の積極性が目を引くが、日本フェザー級15位の竹中はワンツー、左ボディブローと精度の高い攻撃で徐々に小澤を突き放しにかかる。4回竹中のワンツーで小澤はグラリ。粘っていた小澤は6回に竹中の右でキャンバスへ。ノーカウントでストップとなった。