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沼田康司が新王者に、下川原雄大に10回TKO勝ち

2014年8月18日 21時13分

 OPBF東洋太平洋S・ウェルター級王座決定戦が18日、後楽園ホールで行われ、同級1位の沼田康司(真闘)が同級4位の下川原雄大(角海老宝石)に10回30秒TKO勝ち。沼田は日本ウェルター級タイトルに続く2本目のベルト獲得となった。

沼田康司がOPBFスーパーウェルター級新王者に(ボクシングニュース)
下川原をボディブローで追い込む沼田(左)

 3月の試合で三者三様のドローに終わった両雄の再戦。前回と同じく長身の下川原がジャブを突き、沼田がそれをかいくぐって中に入ろうとする滑り出し。ラウンド終盤、沼田は右ストレート、左フックをヒットさせていきなりチャンスを作ったが、ここは無理に詰めることはしなかった。

 2回以降は手数の下川原、一発を狙う沼田という構図。沼田は下川原のジャブと右ストレートをブロックで防ぐが、自分から仕掛けることがなかなかできない。4回を終わっての採点は39-37、37-39、38-38と三者三様に割れた。

 沼田は5回からピッチを上げた。序盤より積極性が増し、右ストレート、右フックが下川原の顔面をとらえるようになる。パワーがありボディブローも繰り出した沼田がペースを握っていった。8回を終わっての採点は78-74、77-75で沼田、残りが76-76のイーブンと出た。

 徐々にダメージの蓄積してきた下川原は、手数こそ気持ちで維持したが、フットワークが鈍ってきた。10回、沼田がボディブローを効かせて右フックを追撃すると主審が試合を止めた。沼田は22勝17KO7敗2分。下川原は19勝6KO9敗3分。

◇ミドル級8回戦
福本祥馬(八王子中屋)[KO1分49秒]ペッチダム・マノプチャイジム(タイ)
 元日本ミドル級王者の佐々木左之介(ワタナベ)けがで対戦相手が変更となった福本。左ボディブローと右ストレートで2度ダウンを奪ってあっさりフィニッシュした。

◇S・ウェルター級8回戦
コブラ諏訪(ピューマ渡久地)[TKO2回28秒]スリン・ソーウォラピン(タイ)
 コブラは初回から気合い十分。格下のスリンから初回に2度ダウンを奪うと、2回に右を叩き込んで試合を終わらせた。

鈴木(右)はダウンを挽回しての勝利

◇54kg8回戦
鈴木悠介(八王子中屋)[3-0(76-75、77-75、77-74)]モニコ・ラウレンテ(比)
 日本S・フライ級10位の鈴木がキャリア豊富な比国バンタム級王者ラウレンテと対戦。非力ながら老かいなラウレンテに対し、サウスポー鈴木は初回から積極的に仕掛けたが、2回に右ストレートを食らってキャンバスに尻もち。鈴木はここから距離を詰めてボディ攻撃で盛り返す。4回に偶然のバッティングで右目上部を大きくカットしながらもプレッシャーをかけ続けた鈴木が後半のポイントを奪って勝利。鈴木は5勝3KO1敗。

川崎元

 また、真闘拳クリーンファイトでは第1試合から第3試合の4回戦で好試合をした選手に贈る「新鋭クリーンファイト賞」を創設。第1回目のこの日は川崎元(京浜川崎)が選ばれた。川崎は柿島和規(北澤)に1回1分30秒KO勝ち。左フック一発のノックアウトだった。

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