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2014年9月5日金曜日

八重樫東9回TKO負け、ゴンサレス3階級制覇

 東京・代々木第二体育館「ダイヤモンドグローブSP」のメインイベント、WBC世界フライ級タイトルマッチは、王者の八重樫東(大橋)が39勝33KO無敗の指名挑戦者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に9回2分24秒TKOで敗れ、4度目の防衛に失敗した。ゴンサレスは母国の英雄アレクシス・アルゲリョに並ぶ3階級制覇を達成した。

 スタートは八重樫の動きがいいように見えた。こまめに立ち位置を移動してゴンサレスの空振りを誘い、攻めてはジャブで挑戦者を牽制。八重樫のスピードがゴンサレスを苦しめそうに見えたが、2回にゴンサレスが徐々にプレスを強めると、八重樫も即座にこれに応じ、パンチの交換が少しずつ熱を帯びていった。

 3回、八重樫がジャブでゴンサレスを下がらせると4000人の観衆が大歓声。八重樫の動きが躍動し、場内から自然発生的に「アキラコール」が沸き起こったすぐあとだった。八重樫がワンツーから左フックを返そうとしたのに合わせ、ゴンサレスの左フックがジャストタイミングでヒット。これをアゴに食らった八重樫は尻からキャンバスに落ちた。

 八重樫は4回に左アッパーを決めるなど、盛り返したが、4回を終わっての公開採点は39-36、40-35×2でいずれもゴンサレスを支持。八重樫は出るところでは前に出て、果敢にコンビネーションを繰り出していったが、芯をとらえるようなパンチはゴンサレスが多い印象。八重樫はゴンサレスの左アッパー、左フックを浴びて徐々にダメージを蓄積していく。7回あたりからロープを背負う場面も増え、8回は挑戦者の右ストレートを食らってヒザがガクリと落ちた。

 8回終了時の採点は80-71、79-72×2。あとのない八重樫はパンチを食らってもひるまずゾンビのように前に出続け、会場を沸かせたが、9回に左アッパーを浴びてついにコーナーに崩れ落ちる。八重樫は試合続行を希望したが、レフェリーが試合を止めた。「ハードパンチもそうですけど、やっぱりロマゴンは技術の高い選手」と語った八重樫は20勝10KO4敗。ゴンサレスは無敗レコードを40勝34KOに伸ばした。