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米国プロモーター、ダン・グーセン逝く

2014年9月30日 11時21分

 アメリカを代表するプロモーターの1人で、グーセン・プロモーションズの代表だったダン・グーセン氏が29日朝、ロサンゼルス近郊の病院で亡くなった。64歳だった。死因は肝臓がんと伝えられる。

米国プロモーター、ダン・グーセン逝く(ボクシングニュース)
ドン・キングと写真に収まるグーセン氏(右)

 8人兄弟の1人として生まれ、弟のジョー・グーセンは著名トレーナー、兄のグレグ・グーセンは元メジャーリーガー(ニューヨーク・メッツ)。80年代、テン・グース・ボクシングを主宰しロサンゼルス近郊レセダで11年間、定期興行を開催。その後90年代にアメリカ・プレゼンツを起こし、全米単位でボクシング興行を行った。最初に手がけた世界チャンピオンはマイケル・ナンとテリー・ノリス。その後ガブリエル&ラファエルのルエラス兄弟が王者に君臨し名声を高めた。またアトランタ五輪金メダリスト、デビッド・リード(米)を擁し、世界王者に就かせた。

 その後、タイソンvsボタ、メイウェザーvsバルドミールなど単独マッチを挙行。最近ではS・ミドル級王者アンドレ・ウォードが持ち駒だったが、両者の関係が悪化し、裁判沙汰になっていた。最後の表舞台は今年5月。メキシコ系初の世界ヘビー級王者を目指したクリス・アレオーラをバーメイン・スタイバーンとのWBC王座決定戦へ導いた。

 報道関係者とは規模の大小にかかわらず誰にでもフレンドリーに接し、メディアには受けがよかった。訴訟中のウォードだが、メディアを通じて同氏へ哀悼の言葉を送っている。

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