2014年10月13日月曜日

内藤律樹が3-0判定でV2、坂本が椎野から金星

 日本S・フェザー級タイトルマッチが13日、東京・後楽園ホールで行われ、チャンピオンの内藤律樹(E&Jカシアス)が挑戦者同級6位の江藤伸悟(白井・具志堅S)を3-0判定で下し、2度目の防衛に成功した。スコアは98-93×2、98-92。

 タイトル初挑戦の江藤がなかなかの好スタートを切った。スピードスターの内藤に対し、中間距離からのジャブ、右ボディストレートでボクシングを組み立て互角の印象。2回には右をヒットさせて会場を沸かせた。

 しかし試合巧者の内藤は2回後半から徐々にリードを広げ始める。江藤の攻撃を柔らかくいなしながら、先手で右、左と繰り出し、5回には得意の左カウンターをきれいにヒット。5回を終わっての採点は49-47、49-46×2でチャンピオンだった。

 あとのない江藤は6回からプレスを強める。内藤のペースは相変わらずだったが、江藤は7回に左フックを決めて逆転の大チャンスをつかむ。「あれはきいた」という内藤をロープに押し込み、15秒ほど激しく王者を攻めたてた。しかし続く8回はチャンピオンのラウンド。内藤は9回も江藤を追い込み、最終回は両者死力を尽くしてゴングとなった。内藤は11勝5KOで無敗をキープ。敗れながら今後に期待を抱かせた江藤は14勝9KO3敗1分となった。

◇54.0kg8回戦
坂本英生(フジタ)[TKO5回3分0秒]椎野大輝(三迫)
 元OPBFバンタム級王者で現WBC同級12位の椎野に対し、2009年全日本同級新人王の坂本が積極的に仕掛けるスタート。椎野は一発を狙いすぎたのか、完全に受けに回ってしまう。それでも椎野は3回、カウンターを決めて坂本に尻もちをつかせた。これで形勢は逆転するかに見えたが、この日の坂本は充実していた。立ち上がった坂本は、キレのある右ストレート、さらには左フックを椎野の顔面にヒットさせてダウンを挽回。さらに4回も優勢をキープすると、5回に右を決めて椎野をキャンバスへ。残り時間で椎野も意地を見せたが、坂本のラッシュでストップとなった。金星を挙げた坂本は15勝5KO1敗2分。敗れた椎野は11勝10KO4敗。

◇ミドル級6回戦
福本祥馬(八王子中屋)[TKO6回2分44秒]上川隆顕(三迫)
 日本ミドル級5位の福本が上川のデビュー戦の相手を務めた。高校2冠、東洋大でも活躍したアマ61戦50勝11敗の上川だったが、試合は期待外れの内容になってしまった。序盤からクリンチ、ホールドが連発。福本が2回にローブロー、4回には両者がホールディングで減点1を科せられた。ボディブローを時折打ち込む福本がわずかに優勢ながら山場はなし。6回、福本は疲れの見える上川を押しつぶすようにしてダウン。続く場面で上川が福本にしがみつき、そのままロープ際でロープをつかんで離さなかったため、主審がTKOを宣告した。東洋大1年時に上川と同期だった福本は5勝5KO1敗。