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佐藤苦闘のV4 石崎が善戦 日本S・フライ級戦

2011年8月5日 8時55分


 王者佐藤、意外な苦戦……4日夜後楽園ホールで行われた日本S・フライ級タイトルマッチ。試合はクロスした印象だったが、チャンピオンの佐藤洋太(協栄)が挑戦者の日本同級4位石崎義人(真正)を3ー0の判定で下して4度目の防衛を遂げた。
 セコンドに前世界王者長谷川穂積が付いた石崎の健闘が光った一戦。接近戦で得意の左アッパーを決めて佐藤を苦しめた。3ジャッジが全て佐藤の勝ちとしたが1人は1ポイント差。8回以降に攻勢を強めて、どうにか乗り切った。
 当初予定された東洋太平洋王者赤穂亮(横浜光)との注目の強豪対決が相手のケガで代役の石崎に変更になった。勝って当たり前という雰囲気も影響して「やりにくかった」と語った佐藤。石崎の元アマ王者という経歴も、無冠の佐藤には「無意識のコンプレックスもあったかもしれない」と、後で本人が苦戦の原因を分析していた。※写真は佐藤の右アッパーが石崎をとらえたシーン

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