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ランカー対決は斎藤洋輝に軍配、梅津宏治敗れる

2014年11月7日 22時16分

 ワタナベファミリーvol.8が7日、東京・後楽園ホールで行われ、メインの日本ランカー対決は日本フライ級6位の斎藤洋輝(ワタナベ)が同級13位の田之岡条(小熊)を3-0判定で下した。セミでは日本S・フェザー級2位の梅津宏治(ワタナベ)が中川祐輔(市野)に敗れた。

ランカー対決は齋藤洋輝が勝利(ボクシングニュース)
齋藤(左)は上位ランカーの力を見せた

◇52.0キロ8回戦
斎藤洋輝(ワタナベ)[3-0(77-74、78-75、79-72)]田之岡条(小熊)
 懐が深くてスピードのある田之岡は戦いにくい選手だが、斎藤は右ボディストレートを軸に田之岡を攻略。初回終了間際に右のショートを決めてダウンを奪った。その後も斎藤は距離をつぶし、ボディ攻撃から右ストレートを田之岡に打ち込んでいった。田之岡はいい左カウンターを何度かヒットさせたが、流れを引き寄せるまでにはいたらず。斎藤は9勝5KO4敗。田之岡は9勝2敗3分。

梅津に右を浴びせる中川(右)

◇S・フェザー級8回戦
中川祐輔(市野)[負傷判定7回58秒3-0(67-66、67-65、68-65)]梅津宏治(ワタナベ)
 立ち上がりは中川。ワンツー主体のスピードのあるボクシングで先制した。やや動きが重く見えた元日本フェザー級王者のベテラン梅津は2回、離れ際に右フックを振り下ろすと、これが上体の浮いた中川にヒットしてダウンとなる。しかしこの日の中川は冷静だった。距離をキープしながら随所で右を叩き込んでポイントをピックアップ。梅津は6回からプレスを強めたが、7回に偶然のバッティングで頭から出血して即ストップに。ランカー撃破の中川は7勝4KO3敗1分。38歳の梅津は22勝10KO15敗3分。

◇S・フェザー級8回戦
斉藤正樹(TEAM10COUNT)[負傷引き分け4回33秒]東上剛司(ドリーム)
 序盤は元ランカーの斉藤が好調。長身を生かしてジャブの差し合いで優位に立ち、左フックも決めて日本S・フェザー級7位の東上をリードした。劣勢の東上は3回から巻き返しを狙って前に出るが、偶然のバッティングで左側頭部をカット。この傷が原因で試合は終わった。

◇ウェルター級8回戦
大川泰弘(ワタナベ)[TKO5回2分6秒]サンディ・コルガ(インドネシア)
 日本ウェルター級2位の大川に対し、引き気味のボクシングをするコルガは何度かカウンターの左フックをヒットさせ、大川をヒヤリとさせる。しかし体格に勝る大川はスピードのあるジャブと左右のボディ攻撃で徐々にコルガを弱らせ、5回にストップ勝ちを呼び込んだ。

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