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三浦隆司の挑戦者プエルタ、王者陣営はアッパー警戒

2014年11月17日 17時33分

 22日横浜国際プールでWBC世界S・フェザー級王者の三浦隆司(帝拳)に挑む同級1位エドガル・プエルタ(メキシコ)が17日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開した。

三浦隆司の挑戦者プエルタが公開練習(ボクシングニュース)
サンドバッグ打ちで汗を流すプエルタ

 32歳で世界初挑戦のチャンスをつかんだプエルタは苦労の多い人生を歩んできた。「けんかをしなければ生きていけない」という町で育ち、アメリカに住んでいた11歳でボクシングを始めた。17歳で結婚を機にボクシングを離れたが、授かった娘が5歳のとき、トラックにひかれて死んでしまうという悲劇に見舞われた。

 その後はメキシコに帰郷したが「頭がおかしくなり、悪い道に進んでしまった」と本人が言うように、路上で生活するなど荒れた日々が続く。それでも24歳のときに友人に勧められ、再びグローブを手にしてリングに舞い戻ると、まっとうな生活を取り戻したという。現在は新たな妻との間に生まれた8歳の息子と5歳の娘に囲まれて暮らしている。

 ボクサーとしてのプエルタは肩幅が広く、リーチが長い印象。スピードは感じさせないものの、23勝19KO4敗1分という戦績が示すように、パンチはなかなかかありそうだ。三浦戦について「私は前に出ることが多いが、脚を使ったボクシングもできる」とコメント。ただ、三浦の参謀である葛西裕一トレーナーは「フォーロースルーがしっかりしているのでパンチは重そう。怖いのは接近戦の右アッパー」と分析しており、やはり得意としているのは接近戦のようだ。

 三浦は3試合連続でメキシカンを撃退しているだけに、その映像を見てチャンピオンの分析は十分にしている様子。プエルタは「タイトルは私の夢。このチャンスを必ずものにしたい」と打倒三浦に闘志を燃やしていた。

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