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17歳の加納陸、12.9WBAアジア王座決定戦出場

2014年11月19日 22時04分

 大成ジム(兵庫県三田市)の丸元大成会長は19日、ジムで記者会見し、所属の17歳の加納陸が12月9日、タイ・バンコクでマディット・サダ(インドネシア)と空位のWBAアジア・ミニマム級王座決定12回戦に挑むと発表した。

 加納は12年のU-15全国大会47.5キロ級で優勝。高校には進学せず、タイとフィリピンで6試合戦い、4勝3KO1敗1分の成績を収めた。来年、日本のプロテストを受け、井岡弘樹(現井岡弘樹ジム会長)が持つ18歳9ヶ月10日の国内最年少世界王者獲得記録更新を目指すという。

17歳の加納がWBAアジアタイトルにアタック(ボクシングニュース)
左から秋月、丸元会長、加納

 兵庫県川西市に住む加納は幼稚園年長で空手を始め、練習のかたわら週1回、自宅近くの森岡ジムに通った。小学6年生のときにU-15全国大会37.5キロ級に出場、準優勝したが、負けた悔しさから、ボクシングに本格的に取り組むようになった。中学2年から、大成ジムに移り、毎朝5時20分発JR福知山線の始発に乗って三田に通い、ジムで練習に打ち込んでいる。

 昨年12月、バンコクでデビュー。この試合は左手親指付け根の骨折の影響で判定負けしたものの、その後はサウスポーからのスピードに乗った連打で連勝しており、2日前の17日にバンコクで10回戦を戦い、5回TKO勝ちしたばかりだ。

 日本ではプロテストは17歳にならないと受験できない。「アマで戦うより、プロで戦いたかった」という加納は年齢制限のないタイ、フィリピンのリングを選んだ。「12月の決定戦はこの1年で6回戦った集大成の試合にしたい。ベルトを巻いて、日本のテストを受け、世界を目指していきます」と意欲にあふれる。丸元会長は「日本でデビュー前にアジアタイトル獲得はおそらく初めてのケースだと思うが、練習熱心な加納は必ず実現できるはずだ」と語る。

 また、王座決定戦の前座で加納の後を追ってタイでデビュー勝ちをおさめた同ジムの秋月楓大(ふうた)=三田松聖高1年=も4回戦のリングに上がる。

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