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ペルー唯一の王者ロセル、田口撃退で政治家への道

2014年12月24日 19時26分

 大みそかに東京・大田区総合体育館で行われるトリプル世界タイトルマッチで、田口良一(ワタナベ)の挑戦を受けるWBA世界L・フライ級チャンピオン、アルベルト・ロセル(ペルー)が24日、都内のワタナベジムで練習を公開した。

ペルー唯一の王者ロセルが公開練習(ボクシングニュース)
黙々とシャドーボクシングをこなすロセル

 ペルーが生んだ唯一の世界王者であるロセルは初めての来日。「日本で戦うことは大きなチャンスであるのと同時に、大きな責任も感じる」と語り、「できるだけ長く、いまの地位にいたい」とタイトル防衛を誓った。

 田口については「常に前に出る攻撃的な選手」との印象を持っているという。「早いラウンドで終わらせたいが、12ラウンドの試合になることにも備えている。勝ちにこだわる」とロセル。自身の長所を「スピード。ラウンドごとに調子を上げていけるし、経験もある」と紹介した。

「ペルーでボクシングを有名にしたい」とも話したロセル。プロモーターのホルヘ・バルドラ氏によると、ペルーにはプロ選手が「18人ほどしかいない」というが、それでも今度の試合は母国で生中継されるのだとか。ぜひともいいところを見せて、勝利を報告したいのだという。

 またロセルには政治家になって「(地元の)キア・サルバドル地区をよくしたい」という思いもある。実際、7月に地方議員に立候補したものの、これは2位で落選。4年後の次回選挙で当選するためにも、まだまだ世界チャンピオンでいたい――というわけだ。真面目な印象を抱かせたチャンピオンはシャドー、ロープ跳び、バッグ打ちと披露したトレーニングも黙々と行っていた。

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