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石田匠が日本タイトル初防衛、宮崎亮も快勝

2014年12月31日 18時06分

 ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)の前座、日本S・フライ級タイトルマッチは、チャンピオンの石田匠(井岡)が同級14位の森崎正人(アポロ)を5回TKOで下し、初防衛に成功した。タイムは1分59秒。

石田匠が日本タイトル初防衛(ボクシングニュース)
森崎に右ストレートを決める石田(右)

 8月に後楽園ホールで戸部洋平(三迫)からタイトルを奪った石田が、初防衛戦でタイトル初挑戦の森崎を迎えた。スタートは左の差し合い。ともにジャブを突いてカウンターを狙ったが、地力に勝る石田が優勢に試合を進めた。

 迎えた5回、石田の右ストレートで森崎がガクリ。石田はすかさず森崎をコーナーに追い詰めてラッシュだ。猛攻に耐えかねた森崎が崩れ落ちると主審が割って入った。18勝10KO無敗とした石田は「世界に行くまでは絶対に負けられない」。敗れた森崎は9勝5KO4敗1分。

 元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮は、タイ同級10位のカジョンサック・ナッタポンジムとの8回戦で3回2分TKO勝ち。2回に右ストレートを直撃してダウンを奪うと、続く3回後半、左右連打でレフェリーストップを呼び込んだ。2012年大みそかにプロ初黒星を喫した宮崎は再起2勝目。22勝13KO1敗1分。カジョンサックは8勝2KO4敗。

 日本バンタム級10位山本隆寛(井岡)は、タイS・バンタム級10位のガムライヨック・オーワンダヴィー(タイ)に3回1分11秒KO勝ち。初回の右ストレートをボディーに見舞うと、タイ選手もろくも崩れ落ちた。山本の追撃も徹底せずこの回のフィニッシュは逸したが、3回今度は左フックをわき腹に決めて倒し、10カウントKOとなった。山本は15勝12KO3敗。

 この日の最初の女子6回戦では、モデル・ボクサーの高野人母美(協栄)がラッダナ・ソーウォラシン(タイ)と対戦。3-0判定勝ちをおさめたものの、しつこく前に出るだけのタイ選手をもてあまし、6度目のKOはならず(7勝1敗)。

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