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内山高志V10戦、田口良一V1戦 5.6東京・大田区

2015年3月20日 16時59分

 WBA世界S・フェザー級“スーパー”王者の内山高志(ワタナベ)と同L・フライ級王者の田口良一(ワタナベ)が5月6日、東京・大田区総合体育館で防衛戦を行うことが決まった。内山はOPBF王者で同級10位ジョムトーン・チューワッタナ(タイ)とV10戦、田口は元WBA世界ミニマム級王者で現L・フライ級15位のクワンタイ・シスモーゼン(タイ)との初防衛戦に臨む。また、WBO女子世界ミニフライ級王者の池原シーサー久美子(フュチュール)が江畑佳代子(ワタナベ)を迎える女子世界戦も組まれた。

内山と田口の防衛戦、5.6大田区総合体育館(ボクシングニュース)
記者会見に出席した左から江畑、内山、田口、池原

 昨年の大みそかは1年ぶりの試合だった内山が4ヵ月のスパンで次戦を迎えた。20日都内で記者会見したスーパー王者は「拳の状態がよかったので4ヵ月で組んだ。S・ウェザー級で一番強いところを見せたい」と意気込みを口にした。

 対戦相手のサウスポー、ジョムトーンは9勝4KO無敗の25歳。数々のタイトルを獲得しているムエタイと掛け持ちのため戦績は少ないが、これまで日本人には3戦してすべて勝利。今年1月には元日本王者で13年大みそかに内山にチャレンジした金子大樹(横浜)の挑戦を退け、OPBFタイトルの4度目の防衛に成功した。

 ジョムトーンについて内山は「海外で名前がある選手ではない。自分としては海外で名前を売りたい気持ちがあるので、微妙な部分はある」と本音をのぞかせながら「やりにくい選手。苦戦すると思う」と語り、今までの防衛戦以上に相手のビデオを見て研究している事実を明かした。

 昨年大みそかに世界タイトルを奪取した田口はクワンタイとの初防衛戦になった。クワンタイは49勝26KO3敗1分とキャリア豊富な30歳。2010年にWBAミニマム級王座決定戦で勝利してタイトルを獲得したが初防衛戦に敗れた。13年9月に来日してWBA世界L・フライ級王者だった井岡一翔(井岡)して7回KO負け。今回はそれ以来の世界挑戦だ。

 内山にプレゼントしてもらったというネクタイを締めて登場した田口は「スピードはそれほどないが、すごくタフという印象」と挑戦者を分析。それでも「ボクシングの華はKOだと思う。いまは昔よりもKOを意識している」と語り、懸垂やハンマー打ちでパンチ力アップに取り組んでいる成果を試合で披露する意気込みを口にした。

 2月28日に初回負傷ドローで初防衛に成功した池原は2ヵ月強という短いスパンでの防衛戦となる。「今回はなかなかないチャンスをいただいた。池原シーサー久美子という選手を覚えてもらえるようにがんばる」と抱負。これが4度目の世界挑戦となるOPBF女子フライ級王者の江畑は「今度こそは獲らないといけない」と背水の陣でのアタックを強調した。

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