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大平剛が日本ミニマム級V3、柴田明雄は無冠戦勝利

2015年3月26日 21時01分

 日本ミニマム級タイトルマッチが26日、東京・後楽園ホールの「DANGAN124」で行われ、サウスポー王者の大平剛(花形)が挑戦者1位の岨野豊(T&T)に3-0判定勝ち。3度目の防衛に成功した。スコアは96-94×3。

大平剛が3度目の防衛成功(ボクシングニュース)
岨野に左を打ち込む大平(右)

 昨年大みそかにIBF・WBO同級王者の高山勝成(仲里)に挑戦して7回TKO負けした大平が日本王者としてホールのリングに戻ってきた。よく動き的を絞らせないボクシングはこの日も健在。岨野は攻めてを欠き、2回には大平のパンチで左目じりをカット。大平は3回に左のダブルを決めるなど、手数は少ないながら、カウンターを主体に試合を優位に進めた。5回を終わっての採点は3者とも49-46×3で大平を支持した。

 後半に入ってもアクションの乏しい展開が続いた。なかなか距離を詰められない岨野は8回からガードを下げて王者に迫り、9回には大平にロープを背負わせるなど気迫を見せ、8回から10回までの3ラウンドを取ったが及ばなかった。最後まで足の動いた大平は12勝1KO4敗3分。タイトル初挑戦に敗れた岨野は9勝6KO6敗1分。

インドネシア人からダウンを奪う柴田

◇73.0キロ8回戦
柴田明雄(ワタナベ)[TKO4回2分30秒]マイケル・スピード・シガーラキ(インドネシア)
 挑戦者の秋山泰幸(ヨネクラ)の負傷でタイトルマッチが流れたOPBF&日本ミドル級王者の柴田が無冠戦。シガーラキはいきなりビッグパンチを振って会場を沸かせたが、元気な時間は長く続かなかった。柴田は2回終了間際、右ストレートを打ち下ろしてキャンバスにひざをつかせると、3回にも2度ダウンを奪う。ここからやや手こずったが、4回に2度倒して試合を終わらせた。柴田は25勝11KO8敗1分。シガーラキは15勝13KO14敗2分。

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