WBC世界バンタム級タイトルの8度目の防衛に成功した山中慎介（32＝帝拳）が18日、MBSテレビの人気バラエティー情報番組「せやねん！」に「神の左、生出演」として登場した。

「せやねん！」のMC、トミーズ雅は大阪・進光ジムに所属した元プロボクサー。西日本ミドル級新人王を獲得、日本J･ミドル級1位でタイトルに挑戦したこともある。それだけに今回、挑戦者を7回KOした山中が、ジャブを突いて、距離を取り、神の左をヒットした動きを絶賛。

　山中に、右ジャブから神の左の必殺の左ストレートのミット打ちのパフォーマンスをしてもらい、当ててからねじ込むような山中の左の威力に「僕の現役時代はワンツーを打ったら、体が流れ、相手がいないところを打っていた。はあ、山中選手の打ち方はすごい。竿竹を突き刺すようだ」と感心しきりだった。

　山中は一夜明けの17日午後は家族で食事、そのあと滋賀県の後援者にあいさつして大阪に戻り、この日の出演。「防衛したら食べたい」と話していた名物の自由軒のカレーはこれから食べに行くそうだ。次期防衛戦などについては未定だが、対戦したい選手としてIBF世界バンタム級王者ランディ・カバジェロ（米）の名前を挙げ、「ラスベガスなど海外でビッグマッチをやりたいですね」と願望を口にした。