excite_650x150

excite_650x150

2015年4月23日木曜日

近藤明広、上林巨人がフィリピン勢に敗れる

 全国のボクシング・フアンの目がテレビの井岡&高山のダブル世界戦に注がれていた同じ頃、後楽園ホールでは“フィリピン・パワー”が猛威をふるっていた――。22日夜一力ジムの「ファイティング・ビーVOL12」のメインカード8回戦に登場した元日本ライト級王者の近藤明広(一力)は、日本同級10位の原田門戸(横浜さくら)と接戦の末1-2判定で敗れた。

 3月の試合(ジムレックス・ハカにTKO勝ち)からわずか1ヵ月で再び後楽園ホールのリングに上がった近藤。相手の原田は在日フィリピン人ボクサーで、本名リッキー・シスモンド。立ち上がり得意の右ストレート、クロスを決めて優位に立ったが、その後は原田の力強い反撃に押されて後退。終盤は逆に前に出てプレスをかけたが、前半ほど右が決まらず、痛い敗北を喫した。これで21勝10KO6敗1分。勝った原田は28勝目(12KO8敗1分)。

 セミのバンタム級8回戦では、日本11位の上林巨人が東洋太平洋3位のジョバンニ・エスカネル(フィリピン)とダウン応酬の激闘の末、最終回に力尽きてTKO負け。プロ9戦目にして初黒星を喫した。同じくS・バンタム級戦で丸亀光は、宮坂航(角海老宝石)の堅い守りと左ジャブに苦戦を強いられたものの、小差の3-0判定勝ちにこぎつけ、プロ4連勝をマーク。それでも試合後は「今日の相手がノーランカーとは信じられないほど強かった。プロの厳しさを教えられた。認識が甘かった」と反省しきりだった。

 最近はパッキャオの同胞たちが日本のリングでも奮闘しているが、この日もメインとセミで勝ち名乗りを受けたのはともにフィリピン人選手だった。特に衝撃的だったのは、上林を沈めたエスカネルだ。初回に上林の左ボディブローで倒され、KOは時間の問題かと思われたが、すぐ立ち直り、荒々しい連打で反撃。3回、両者強気の打撃戦を展開した際、上林に左フックをカウンターして逆転のダウンを奪った。これは上林もすぐ立ち、試合の主導権を保ったまま回を重ねる。

 しかし7回後半にエスカネルの右強打を受けた上林は動きが止まり、クリンチでピンチ脱出をはかる。この回はゴングに救われたが、続く8回、開始早々比国選手の猛攻にロープに釘付けとなり、ロープにしゃがみ込んだところでレフェリー・ストップとなった。