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三浦隆司、静かに闘志燃やす V4戦調印式

2015年4月29日 15時44分

 5月1日のWBC世界S・フェザー級タイトルマッチ(東京・大田区総合体育館)の調印式と記者会見が29日都内のホテルグランドバレスにて行われ、チャンピオン三浦隆司(帝拳)と挑戦者ビリー・ディブ(オーストラリア)の両選手に加え、ミドル級ノンタイトル戦に出場するWBC同級7位村田諒太(帝拳)とWBO同級15位ダグラス・ダミアオ・アタイデ(ブラジル)、さらに再起戦に臨む八重樫東(大橋)の各選手が勢ぞろいした。
 
 
 タイトル4度目の防衛戦で初めて世界王者経験者の挑戦を受ける三浦は「いつもどおり」と平常心で好調をアピール。勝利のためには「自分のパンチがどれだけ当たるかでしょう」としたが、そうだとするとKO防衛の期待もますます膨らむ。笑顔を絶やさないディブとは対照的に、内に秘めた闘志を高めているかのようだった。
 
 そのディブはこの日もナイスガイぶりは相変わらず。「三浦はすさまじいファイターです。内山に負けてからカムバックし、こうしてチャンピオンになった」と持ち上げたうえで「私は挑戦者ですが、挑戦者のまま帰るつもりはありません」。2階級制覇に自信をのぞかせた。会見の最後にはみずから「この場をお借りして……」と切り出し、神様や相手の三浦、関係者などに感謝を述べていた。
 
 メインに出場する村田とアタイデはともにスーツ姿で決めていた。日本では極めて珍しいミドル級の世界ランカー対決となるが、「これから世界を目ざしていく2人の対戦だし、いい試合になると思います」と村田本人もしっかりとアピール。「いかにリラックスして試合に臨み、練習したことを出せるか。ベストを尽くします」と語った。静かなたたずまいが印象的なアタイデは自らの持ち味を「忍耐力です」と言っていた。ちなみに、かなりの長身と思われていたアタイデだが、村田と並んだところほとんど差はなかった。
 
 もうひとり、唯一再起戦となるのが八重樫。「やるからにはもう一度世界を目ざす。八重樫はまだまだ元気だぞというところをお見せしたい」と復帰ロードに意欲的である。階級を上げてS・フライ級で臨む今回は「やはりコンディションがいい。減量も順調です」とのことだ。
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