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藤本京太郎が石田に2-1判定勝ち、日本ヘビー級戦

2015年4月30日 21時40分

 日本ヘビー級タイトルマッチが30日、東京・後楽園ホール「KAMIKAZE5」のメインイベントで行われ、王者の藤本京太郎(角海老宝石)が同級1位の石田順裕(グリーンツダ)に2-1判定勝ち。3度目の防衛に成功した。スコアは96-94、96-95で藤本、96-95で石田だった。

藤本京太郎が石田順裕に判定勝ちでV3(ボクシングニュース)
石田をアッパーで攻める藤本(右)

 昨年4月、無冠戦で拳を交えた両者が舞台をタイトル戦に移してのリマッチ。元WBA・S・ウェルター級暫定王者でミドル級から1年前にヘビーに転級したした93.3キロの石田を、ナチュラルのヘビーウエート、101.4キロの藤本が迎えた。

 試合は前回と同じように接戦となった。初回に仕掛けたのは石田。距離を取りながらジャブ、右ストレートを王者に打ち込み、藤本を守勢に回らせる。2回は互いに様子見。クリンチの多い藤本は、4回あたりから圧力を強めていった。石田はブロッキングやバックステップで対処しているものの、パワーのあるチャンピオンのペースが徐々に上がっていく。5回を終わって48-47×2、48-48と石田がわずかにリードした。

 藤本は6回からピッチを上げ、初めてきれいに右ストレートをヒット。ボディ攻撃も積極的で初めて明確にポイントを奪う。7回もボディ攻撃とショートの連打で藤本が優勢。このままチャンピオンが押し切るかにも思えたが、石田は8回に踏ん張り、試合の行方はわからない。9、10回と両者前に出たが、決定打は出ないままだった。

「日本チャンピオンになってからいい試合ができていなくて申し訳ない。これからは外国人相手に倒せるようになりたい」と語った藤本は12勝6KO1敗。39歳の石田は27勝11KO11敗2分。進退について明言を避けたが「自分の中では決まっている」とも。

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