7月25日ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノで挙行されるWBO･WBA･IBF世界L･ヘビー級統一王者セルゲイ“クラッシャー”コバレフ（ロシア）vs挑戦者ナジブ・モハメンディ（フランス）のプレゼンテーションが16日、ゴロフキンとゴンサレスのタイトル戦の前、ロサンゼルスのザ・フォーラムで開催された。

　ロサンゼルスでプレゼンを開いたことに関して、コバレフは居住していたフロリダを離れてカリフォルニアに移ったことを明かした。夫人のかねてからの希望だったという。今回キャンプもロサンゼルス郊外のビッグベアで行うことを発表した。それは第1次キャンプで、その後フロリダで2次キャンプを張るかビッグベアで続行するかは未定だという。

　またラスベガス・デビューとなるこの試合で、テレビ局HBOとの契約を更新。プロモーターのカティ・デュバ女史（メイン・エベンツ）は「我々は彼の残りのキャリアをHBOといっしょに歩みたいと思っています」と強調した。試合の抱負を聞かれたコバレフ（27勝24KO1分無敗）は「私はリングで実行できることをお見せします。イージーな試合にはならない。私はナジブ・モハメンディに勝つことに集中している。次、WBCチャンピオン（アドニス・スティーブンソン）とやれればうれしい」と発言。

　対するモハメンディ（37勝23KO3敗）はコバレフが防衛する3冠の一つIBFの指名挑戦者として統一チャンピオンに挑む。「もしゲームプランに沿って戦えば、我々は勝利も不可能ではない。3つのベルトの保持者に挑戦できるのはとても名誉に感じる」とコメント。コバレフ同様、メイン・エベンツ社にプロモートされ、こちらも2年前から米国に居住。現在13連勝中と好調だ。Photo/BoxingScene.com