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2015年6月20日土曜日

石田順裕が現役引退を発表、8.2引退興行

 元WBA世界S・ウエルター級暫定王者で、日本ヘビー級1位の石田順裕(39=グリーンツダ)が19日、現役引退を表明した。大阪市東成区のグリーンツダジムで記者会見した石田は「体力的に思うようなボクシングができず、4月30日の日本ヘビー級タイトルマッチに敗れたが、勝っても引退と決めていた。15年間、世界を目指し戦うことができて満足しています」と話した。近く大阪・寝屋川市でジムを開設、アマ選手を育てる。

 小学6年生でボクシングを始め、興国高、近畿大で活躍。大学卒業後、児童福祉施設で働いていたが、社会人選手権L・ミドル級で優勝、全日本選手権で同級3位となり、2000年、金沢ジムからプロデビュー。OPBF・S・ウェルター級王座、日本S・ウェルター級王座を獲得。34歳の09年8月、WBA世界S・ウェルター級暫定王座決定戦で勝利した。10年10月、メキシコでの同級王座決定戦は敗れた。

 キャリア後半は活躍の場を海外に移し、ミドル級にチャレンジした11年4月、米ラスベガスで、当時27勝24KO無敗だったWBO世界ミドル級4位のジェームス・カークランド(米)を1回1分52秒TKO勝ちする番狂わせで再起を飾った。この年、グリーンツダジムに移籍。13年3月、モンテカルロでWBA世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に挑戦したが3回KO負け。この年ヘビー級に転向し、今年4月30日、日本同級王者、藤本京太郎(角海老宝石)との再戦に1-2判定負け。これがラストファイトとなった。戦績は27勝11KO11敗2分。

 会見で石田は「プロになって最初は2敗したらやめるつもりだったが、たくさんの方々に応援していただき15年も戦えました。ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで戦い、カークランドに勝って、ニューヨークタイムズに記事が載り、賞をもらったことが誇りで一番の思い出です。また、ゴロフキンに逃げずに打ち合いにいったことも誇りに思っています」と話した。

 石田は8月2日、大阪府立体育会館で引退興行を行い、元日本S・ウェルター級&OPBF同級王者クレイジー・キム(元ヨネクラ)とエキシビションを披露する。石田と同郷のキムは過去2回対決。石田は「2回とも負けましたが、ヘビー級計画はキムが跡を継いでくれる」と語った。当日のメインはOPBFバンタム級タイトルマッチ、チャンピオン川口裕(グリーンツダ)vs同級4位山本隆寛(井岡)。