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清田祐三がV2、ダウン喫するも10回TKO勝ち

2015年7月7日 21時25分

 OPBF東洋太平洋S・ミドル級タイトルマッチが7日、東京・後楽園ホールで行われ、WBO14位、IBF15位にランクされる王者の清田祐三(フラッシュ赤羽)が挑戦者9位カジョーンサック・シットサイトーン(タイ)に10回52秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。また来場予定だった元プロボクサーで冤罪を訴えている袴田巌さんは体調不良により欠席。新設された袴田賞の贈呈は次の機会に持ち越された。

清田祐三がV2(ボクシングニュース)
パワフルな右で挑戦者を追い込む清田(右)

 かつて6度防衛した王座を取り戻した清田が2度目の防衛戦。挑戦者の20歳カジョーンサックは2012年12月来日して松本晋太郎(ヨネクラ)に2回KO負けしているが、この日はタイトル戦とあって気合い十分だった。清田が踏み込んでくると思い切りカウンターを打ち返して対抗。2回には清田のアゴに右ストレートを打ち込みダウンをゲットした。4回を終わって38-37×2、39-37とタイ人がリードした。

 清田は5回に前に出ると、カジョーンサックも打撃戦で応酬。6回にはタイ人の右をヒットし、清田が左を返すなど、試合は予想に反して白熱。それでも体格で勝る清田のパワーが徐々に効き始め、8回終了時はジャッジ2人が77-75、77-76で王者、1人が76-75で挑戦者と、清田が逆転した。

 終盤に入ると清田のボディ攻撃が効いてきたのか、カジョーンサックが失速。清田は10回に右フックを効かせ、続くボディブローでタイ人をキャンバスへ。11回に2度のダウンを追加して勝利した。2013年のロバート・スティグリッツ(ドイツ)戦に続く2度目の世界挑戦を狙う清田だはこれで28勝26KO4敗1分。善戦だったカジョーンサックは13勝9KO8敗。

渡邊は5回にフィニッシュした

◇ライト級8回戦
渡邊義友(レイS)[TKO5回2分26秒]ファーサンハン・オーベンジャマット(タイ)
 OPBF・S・フェザー級8位の渡邊がスピードと体格で大きく上回り余裕の展開。渡邊は3回にピッチを上げ、ボディブローで追い込んでから右ストレートを叩き込んで最初のダウンを奪った。ここから詰めの甘さを露呈したが、5回にベテランのファーサンハンを2度倒してストップ勝ち。渡邊は8勝6KO1敗。

◇ウェルター級8回戦
上野雄大(渋谷三迫)[負傷判定5回2分15秒2-1(49-47、47-49、48-47)]中山聰歯(フラッシュ赤羽)
 両者ともに効果的なパンチを決められない試合。前に出るサウスポー中山は4回に攻勢をアピール。5回、上野が反撃に出たところでクラッシュが起こり、中山が頭部から出血。即ストップとなった。上野は8勝6KO7敗3分。中山は7勝3KO9敗1分。

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