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原田門戸ダウン応酬制す、中野和也に4回KO勝ち

2015年8月4日 21時51分

「ザ・グレイテスト・ボクシングvol.22」が4日、東京・後楽園ホールで行われ、メインのライト級8回戦は、日本ライト級8位の原田門戸(横浜さくら)が強打のサウスポー中野和也(花形)に4回2分10秒KO勝ちした。

原田の剛腕に健闘していた中野が沈んだ

 5月に初回負傷引き分けに終わった両者の再戦。KO勝ちが多く、KO負けも多い中野は慎重なスタートを切ったが、2回に原田が仕掛けると試合は一気に動き出した。まずは中野だ。前に出てくる原田に左アッパー、さらに左をフォローすると原田がキャンバスに転がった。

 しかしこれで原田にスイッチが入った。左右のフックをブンブン振り回して中野に肉薄。中野も左を強振して対抗したが、徐々に原田の圧力が中野を飲み込んでいく。4回に右で最初のダウンを奪うと、さらに右で中野をキャンバスへ。続く場面で連打したところで主審が試合を止めた。フィリピン出身の原田は29勝13KO8敗2分。またしてもランカー挑戦失敗の中野は8勝7KO5敗1分。

カムバック成功のガンバレ将太

◇53.0キロ8回戦
ガンバレ将太(戸髙秀樹)[3-0(77-74、78-74、78-73)]品部正秀(Boy's水戸)
 拳の骨折などで1年4ヵ月ぶりのリングとなった将太は初回から積極的。よく動き、よく手を出して試合を優勢に進めた。ところが5回に品部の右カウンターを食らってダウン。ここから激しい打撃戦となったが、将太は品部の追い上げを許さなかった。将太は11勝2KO5敗1分。品部は7勝3KO13敗2分。

◇58.1キロ8回戦
河野洋佑(新日本木村)[3-0(76-75、77-76、77-75)]オリオン拓也(セレス)
 河野が距離を取りたい拓也に圧力をかけ、ボディ攻撃を軸に再三ロープ際に追い込んだ。2年5ヵ月ぶりの試合となった拓也は随所で印象的な右ストレート、アッパーを決めたが、決定打にはならない。押し気味に試合を進めた河野に軍配が上がった。河野は10勝4KO4敗1分。復帰戦を飾れなかった拓也は9勝4KO11敗3分。

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