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溜田剛士が無敗フィリピン選手にTKO勝ち

2015年8月5日 21時26分

「スヴェンソン・エキサイトボクシング」が5日、東京・後楽園ホールで行われ、メインのフェザー級8回戦は、ヨネクラジム期待の溜田剛士が無敗のフィリピン・フェザー級12位マーク・ベルナルデスに7回2分21秒TKO勝ちした。

7回にベルナルデスを追い込む溜田(左)

 21歳のベルナルデスは戦績に違わぬ実力者だった。溜田の攻めに合わせて叩き込むカウンターは強烈。間もなく22歳の溜田はひるまずコンビネーションを繰り出すが、パンチを被弾するシーンも少なくない。序盤戦はベルナルデスがやや優勢だった。

 溜田が中盤からボディ攻撃でベルナルデスを攻略していった。5回には右を決めて流れを引き寄せるが、ベルナルデスは7回に反撃に出る。しかしこれをしのいだ溜田の連打が決まると、比人はキャンバスへ。ベルナルデスは立ち上がって応戦するも、再び溜田に倒されてストップとなった。打撃戦を制した溜田は12勝10KO1敗2分。初黒星のベルナルデスは15勝10KO1敗。

渡邉(左)はボディ攻めで流れを引き寄せた

◇フェザー級6回戦
渡邉卓也(青木)[3-0(58-57、58-56、59-55)]嶋崎俊(輪島功一S)
 嶋崎が日本フェザー級5位の渡邉を食ってやろうとスタートから飛ばした。渡邉はしっかりガードして有効打を防ぎながらも、やや受け身の立ち上がり。それでも徐々にジャブ、左ボディブローで流れを引き寄せて判定勝ちした。渡邉は26勝12KO5敗1分。最後まで攻めながら黒星の嶋崎は6勝1KO7敗1分。

◇フェザー級8回戦
草野慎悟(ヨネクラ)[3-0(78-75、78-74×2)]高橋謙太(協栄)
 中堅サウスポー対決。序盤は互いに左を打ち込んで拮抗したが、より荒々しく攻める草野の圧力が徐々に上回った。ボディ攻撃も織り交ぜて勝利の草野は10勝4KO4敗1分。高橋は10勝3KO10敗3分。

◇L・フライ級8回戦
荻堂盛太(平仲BS)[KO1回2分28秒]ナムヌン・サックセーリー(タイ)

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