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日本S・ライト級暫定戦、中澤vs小竹は高校同窓対決

2015年9月4日 15時36分

 日本S・ライト級暫定王座決定戦の前日計量が4日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、同級1位の中澤将信(帝拳)が63.4キロ、同6位の小竹雅元(三迫)が63.5キロでクリアした。2人はともに福島県立若松商高出身で、日本タイトルマッチでは珍しい同窓対決となる。暫定戦は王者・岡田博喜(角海老宝石)の負傷によるもの。

日本S・ライト級暫定戦、中澤vs小竹は高校同窓対決(ボクシングニュース)
会津対決となった小竹(左)と中澤

 2人が同窓であることを明かしたのは33歳の中澤。「同じ会津出身だとは聞いていましたが、どうやら同じ高校らしい。僕が4つ上ですね」。これを報道陣から耳にした29歳のサウスポー小竹は「えっ、知らなかったです!」と目を丸くした。

 若松商にはボクシング部がなく、中澤はサッカー部、小竹は剣道部で活躍した。その2人が10年以上たって後楽園ホールで日本王座を争うのも何かの縁だが、勝負を前にして感傷に浸っているひまはない。

 これが初のタイトルマッチとなる中澤(17勝7KO1敗1分)は「サウスポーの下田さん(昭文=元WBA世界S・バンタム級王者)とスパーリングをしてスピード対策をしてきた。前に出るにしても、下がるにしても、自分のボクシングをする。このチャンスを絶対に生かしたい」と必勝を宣言した。

 一方の小竹(9勝5KO9敗2分)は昨年の王座決定戦で敗れた岡田との再戦が7月に決まりながら、岡田の負傷で試合が中止となり、今回の一戦を迎えた。仕切り直しの一戦に「練習する時間が増えたとプラスにとらえた。(岡田とは)全然違うタイプだけど、作戦は立てている。明日は勝つしかないです」と気持ちを引き締めた。

 明日の興行は「DANGAN138」。セミでは元日本S・ライト級王者の岩渕真也(草加有沢=現日本2位)が元OPBF同級王者ロメオ・ジャコサレム(フィリピン)と8回戦。また、元日本S・バンタム級王者で現日本フェザー級1位の福原力也(ワタナベ)が日本S・フェザー級5位の中川祐輔(市野)と58.0キロ8回戦を行う。

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