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ランダエタ、富山で世界14位にTKO勝ち

2015年9月6日 22時11分

 元WBA世界ミニマム級暫定王者で日本に滞在中のフアン・ランダエタ(カシミ=ベネズエラ)が12日、富山県高岡市の高岡テクノドームで行われたトヤマジムの興行でメインの10回戦に登場。WBC同級14位のワルテロ・テジョ(パナマ)を9回2分49秒TKOに下した。

ランダエタ日本初勝利(ボクシングニュース)
ベテランのテクニックを披露したランダエタ(右)

 9年前の“亀田騒動”で名を上げたサウスポー、ランダエタも現在36歳。往年のスピード、キレはなかったが、経験のにじみ出た試合運びで終始ペースを握った。相手のテジョは8歳若く4度世界戦を経験しているが、この日は消極的な試合ぶりで時折反撃のブローを放つだけ。ランダエタにはサウスポー・スタイルから的確なジャブを突いてプレッシャーをかけ、右フック、アッパーを多用して常に優位を保っていた。

 終盤9回に入り、ジャブを腹に決められたテジョはバランスを崩して倒れ、主審はノックダウンを宣告して8カウント。再開したところでランダエタが一気に連打すると、最後はノーガードで打たれるままとなり、レフェリーがストップをかけた。

 6月大阪の試合で敗れた後、金沢市のカシミジムで練習を積んでいたランダエタは、これが日本で初白星(4敗)。試合後感想を聞くと「今日は消化試合。ベストのL・フライ級で世界チャンピオン目ざしたい」と前向き発言。27勝21KO7敗2分。テジョは21勝8KO9敗となった。

山岸に右を叩き込む花形(右)、試合後は反省しきり

 この日の前座6回戦には、女子の元東洋太平洋ミニマム級王者花形冴美(花形)が登場。富山は父方のルーツの地で、祖母らの応援を背に力みすぎたか、山岸愛子(カシミ)に3-0判定勝ちも、内容はイマイチ。試合後はしきりに不出来を反省していた。花形は2月に柴田直子(ワールドスポーツ)のIBF王座に挑んで0-2の判定で敗れて以来のリング。10勝4KO6敗2分。山岸は4勝2KO2敗1分。

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