2015年9月20日日曜日

中日本vs西部日本新人王、田中裕士は無敗キープ

 愛知県の刈谷市産業振興センターあいおいホールで20日、中日本新人王と西部日本新人王の対抗戦が行われた。勝者は全日本新人王決定戦への出場をかけ、11月に大阪で開催される西日本新人王決定戦のリングに立つ。

 またメインのリングでは、元WBCユース・バンタム級チャンピオンで、現在はWBO同級10位にランクされる田中裕士(畑中=写真)が、日本5位の齋藤裕太(花形)とのランカー対決に競り勝ち、無敗の記録を延ばした(15勝9KO3分)。

◇54.0キロ8回戦
田中裕士(畑中)[3-0(77-75×2、77-76)]齋藤裕太(花形)
 齋藤が時折大きなパンチを交ぜながら積極的に前に出た。序盤は多彩なパンチでプレスをかける齋藤の見栄えがいい。田中はシャープな左で応戦するものの、そのあとが繋がらない。左は突き刺したり弾いたりと多彩なのだが、齋藤の放つ大きな右に対する被弾が気になるところだ。
 前半パンチを貰うと止まる場面のあった田中だが、後半に入るとすぐに左を返すようになり、被弾を帳消しにしていく。そして接近戦では強烈な破裂音の左ボディブローを差し込み、ポイントを挽回していった。最終回は接近戦での打ち合い。齋藤の頑張りを振り切った田中が勝利した。
 ユース王座を卒業し、これから上を目指していく田中には、左に繋げる大きな武器が課題となるのではないだろうか。

<中日本新人王vs西部日本新人王対抗戦(4回戦)>
※S・フェザー級とライト級は5回戦

◇ミニマム級 安藤勇太(畑中)[引き分け1-1(39-38、38-39、38-38)]矢成俊貴(J中津)
※優勢点により安藤が次戦進出
◇L・フライ級 大城信博(琉球)[引き分け0-0(38-38×3)]矢島大樹(松田)
※優勢点により大城が次戦進出
◇S・フライ級 井上太陽(広島三栄)[TKO4回1分17秒]松下拓磨(市野)
◇バンタム級 水野拓哉(松田)[KO1回2分34秒]大久保和也(広島三栄)
◇S・バンタム級 伊藤真嗣(カニエ)[3-0(39-37×3)]三宅寛典(ビックアーム)
◇フェザー級 仲里周磨(ナカザト)[KO1回2分59秒]メンドーサ・ケビン(駿河男児)
◇S・フェザー級 ファイン新井(関門JAPAN)[2-0(49-48、48-47、48-48)]島倉裕矢(岐阜ヨコゼキ)
◇ライト級 市川大樹(駿河男児)[TKO4回2分26秒]山道聡(折尾)
◇S・ライト級 藤田光良(鹿児島)[3-0(40-34×2、40-35)]山口鉄也(カニエ)
◇ウェルター級 斉木新悟(コパン星野)[KO1回1分46秒]相德恒彦(橋口)
◇ミドル級 冨尾紘毅(冷研鶴崎)[TKO2回1分45秒]河内大悟(和光)

 フライ級の吉房克曜(トヤマ)は不戦勝で西日本新人王決定戦に出場。元東洋太平洋S・バンタム級チャンピオン仲里繁さんを父の持つ仲里周磨は、1回KOの快勝だった。中日本の新人王決勝で三賞の選にこそ漏れたものの、柔軟な上体から左を飛ばし、印象的な勝利(1回KO)を見せたケビンを全く相手にせず、仲里はラウンド終了間際、コーナーに追い込み2度目のダウンを奪って試合を終わらせた。