わかやま国体のボクシング競技は4日準決勝を迎え、田辺スポーツパーク体育館で少年・成年とも8階級の準決勝戦が行われた。

　少年は8階級中7階級で夏のインターハイ王者が勝ち残っている。ピン級は重岡優大（熊本）と松本流星（東京）の両ライバルがまたしても決勝で雌雄を決することになった。成年もＬ･フライ級の柏崎刀翔（埼玉）ら主要選手が勝ち残っている。

　開催県の和歌山は、少年は前日までに全員敗退したが、成年では4人が決勝に進出。フライ級は、昨年のアジア大会銅メダリスト、林田翔太が星和也（岩手）を危なげなくアウトボックスして3-0判定勝ち。ライト級ではベテランの星大二郎が連日の奮闘をみせ、竹嶋宏心（愛知）に3-0判定勝ちして決勝進出。他に南出仁（バンタム級）、井上浩樹（Ｌ･ウェルター級）も勝ち抜いて明日の決勝を迎える。

◇決勝カード
・少年の部
P級 松本流星（東京）－重岡優大（熊本）
LF級 永田丈晶（熊本）－松本圭佑（神奈川）
F級 堤駿斗（千葉）－井上彪（宮崎）
B級 今永虎雅（奈良）－渡来美響（神奈川）
L級 佐藤眞男（東京）－齋藤麗王（宮崎）
LW級 岡田尚大（熊本）－荒本一成（奈良）
W級 村上仁（三重）－原田健太（広島）
M級 近藤陸（新潟）－梅村錬（岩手）

・成年の部
LF級 柏﨑刀翔（埼玉）－京口絋人（大阪）
F級 北浦龍馬（長崎）－林田翔太（和歌山）
B級 南出仁（和歌山）－中嶋一輝（奈良）
L級 星大二郎（和歌山）－森坂嵐（奈良）
LW級 井上浩樹（和歌山）－和田亮一（北海道）
W級 佐藤龍士（長崎）－原田直樹（広島）
M級 高江洲正達（沖縄）－濱崎良太（埼玉）
LH級 友松藍（熊本）－但馬ミツロ（愛知）