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柴田直子が“そろばん”でアピール、11.13防衛戦

2015年10月7日 15時35分

 IBF女子世界L・フライ級チャンピオンの柴田直子(ワールドスポーツ)が7日、日本ボクシングコミッションで記者会見を開き、11月13日に後楽園ホールで同級7位マリア・サリナス(メキシコ)を迎えて4度目の防衛戦を行うと発表した。珠算検定8段(最上位は10段)という横顔を持つ柴田はそろばんを手に防衛戦をアピールした。

柴田直子が4度目の防衛戦(ボクシングニュース)
そろばんボクサーを宣言した柴田直子

 柴田は高校時代に珠算の全国大会2位に輝き、高校卒業後も東京都足立区の大会で3年連続優勝を飾るなどそろばんではかなりの実力を持つ。この日はケースに収めたそろばんを持参し、記者の前であっという間に計算問題を解いてみせた。

 なかなか注目を集められない女子ボクシングの現状を憂い、有志の女子ボクサーが先日「ボクシング女子会」を開いたのがきっかけだった。集まったメンバーの共通意見は「もっと目立たないといけない」。注目を集めるためなら何でもやってみようという一つの試みが、この日の柴田のそろばんだった。

 もちろん試合に向けての準備に怠りはない。当初は6月にメキシコで予定されていた指名試合が流れ、試合間隔が9ヵ月あいてしまった柴田だが、サリナスとの一戦に向け、WBC女子アトム級王座を15度防衛中の小関桃(青木)と50ラウンドのスパーリングを重ねてきた。

 相手のサリナスは11勝4KO4敗2分で、斉田会長によるとサウスポーのファイタータイプ。2012年9月に当時のWBA女子ミニマム級王者の多田悦子(真正)に挑戦して接戦の末に敗れている。将来的に統一戦などの夢も描く柴田(14勝4KO3敗)は「この試合をしっかり勝って次につなげたい。そろばんボクサーとしてがんばっていく」。今後はリングの内外でアピールを続けていくつもりだ。

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