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「暫定タイトルは必要」メンドサWBA副会長が明言

2015年10月23日 11時49分

 ファンの間で混乱をまねいたり、批判されがちなWBAの暫定王座だが、WBA副会長で執行部長のヒルベルト・ヘスス・メンドサ氏(ヒルベルト・メンドサ会長の子息=写真)がその必要性を強調した。ボクシングサイトのファイトニュース・ドットコムなどが伝えた。

 メンドサ氏は「ボクシング界をコントロールする大プロモーターや著名テレビ局から小国のボクサーたちを保護したり売り出したりするために暫定タイトルは必要。WBAは(近隣の)ペルー、パナマ、ドミニカ共和国、コスタリカ、ベネズエラ、ニカラグア、ジャマイカといった国々の選手が躍進するようヘルプしている。ボクシングはかつての60年代、70年代、80年代と比べて非常に異なった困難な時代に直面している。新団体や新しい組織の誕生を回避しなければいけない。我々は団結してアメリカ合衆国や他の国々にラテンアメリカの選手をアピールして戦っている」と正当性を語る。

“暫定”はラテンアメリカのために必要というスタンスだが、これでは1階級に“スーパー”、“レギュラー”と王者が乱立する状況に歯止めがかからない。果たして他の地域にどこまで受け入れられるだろうか。

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