31日（日本時間1日）メキシコ・ティファナでサンファー・プロモーションがイベントを開催。メインでWBOライト級2位ホセ“チョン”セペダ（メキシコ＝米）が元WBA世界ライト級王者ホセ“ヒカマ”アルファロ（ニカラグア）とS･ライト級10回戦を行った。

　7月に英国へ遠征。地元のテリー・フラナガンとのWBO世界ライト級王座決定戦で左肩を脱臼。2回終了TKO負けしたセペダがどんなパフォーマンスを見せるか注目された。ところが初回の攻防で両者の頭がクラッシュ。左目尻をカットしたセペダを、ラウンド終了後リングドクターが検診。ドクターは続行を許さず、試合はあっけなくノーコンテストに終わった。

　2試合連続して不本意な結末に終わったセペダだが、こればかりは何ともしがたい。かつて日本で小堀佑介にベルトをうわばれたアルファロもランカー食いに意欲的だっただけに不満を表した。

　セミでは地元のWBC･S･バンタム級27位エビバルド“インディオ”オルテガ（メキシコ）が同国のロベルト・カスタニェダに10回3-0判定勝ち。スコアは97-93に98-92が2者。サウスポーのオルテガは22勝11KO無敗。（三浦勝夫）