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高野人母美が4回KO負け、世界王座獲得ならず

2015年11月11日 21時14分

 後楽園ホールで11日挙行された女子ダブル世界タイトルマッチのメインイベント、WBO女子世界S・フライ級タイトル戦は“モデルボクサー”高野人母美(協栄)が王者ダニエラ・ロミナ・ベルムデス(アルゼンチン)に挑戦し、4回1分26秒TKO負け。ベルムデスは2度目の防衛に成功した。

ベルムデスの圧力に高野は崩れ落ちた

 プロ10戦目で世界に初挑戦した高野。プレスをかけてくる王者に対し、ひるまず右ストレートを打ち下ろす立ち上がり。ここ数戦にはなかった動きの良さを見せ、この試合にかける意気込みを感じさせた。

 しかし実力はベルムデスが上だった。左右のフックで高野に迫り、2回は右フックが有効と見るや、何度も右フックを合わせていった。高野は距離をキープできず苦しい。3回に入ると、高野は懸命にパンチを出すものの、王者の圧力に後退を続けるしかない。迎えた4回、鼻血を流す高野にチャンピオンが襲いかかり、右フックを食らって高野がダウン。何とか立ち上がったが、セコンドからタオルが投入された。ベルムデスは18勝6KO3敗2分。試合後「頭の中が真っ白」と語った高野は8勝5KO2敗。しばらく休み、今後について考えるという。

少し手間取ったが、きっちり倒した天笠

◇フェザー級10回戦
天笠尚(山上)[TKO7回2分37秒]ネイサン・ボルシオ(フィリピン)
 フィリピン・ライト級15位のボルシオはなかなかのやる気だった。背の高い天笠に対し、ボディ攻撃を軸に次々とパンチを振るっていく。3回には右フックをきれいに決め、天笠をヒヤリとさせた。それでも地力に勝る天笠は2、4回にパンチをまとめ、6回には右を効かせてダウンをゲット。7回に左ボディでダメージを与え、右ストレートをフォローしてフィニッシュした。

 天笠は昨年大みそかにギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)に敗れてから2連勝で30勝20KO5敗2分。フェザー級でIBF13位、S・バンタム級でWBCとWBOの12位につけており「フェザー級で世界戦をやりたい」とリング上からアピールした。ボルシオは12勝4KO10敗2分

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