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内山高志が2016年海外進出、渡辺会長が明言

2015年11月16日 21時31分

 大みそかに大田区総合体育館で防衛戦を行うWBA世界S・フェザー級スーパー王者の内山高志と、WBA世界L・フライ級チャンピオン田口良一の対戦相手が16日、所属のワタナベジムから発表された。渡辺均会長は会見で「来年こそは(内山の)海外での試合を実現させたい」と語り、大みそかのV11戦をステップに、内山を2016年に海外デビューさせる方針を示した。

内山(左)はいよいよ来年、海外にはばたく

 渡辺会長が内山の海外進出を初めて力強く明言した。「内山(36歳)はあと2、3年はいまの力を維持できる。その間に海外の強豪と試合をさせたい。自信はあります。来年こそは実現させたい。並行して日本記録(具志堅用高の持つV13)も作り、史上最高のボクサーとして名を残してもらいたい」。内山の試合を放映し続けてきたテレビ東京の伴田プロデューサーも「内山選手の海外進出を本格的に放映していく」と語った。

 内山は「ビッグマッチが決まればうれしい。名前はいろいろ出てますけど、どこに行っても価値のある試合をしたい。ウォータース? 無敗で評価の高い選手。やりたい相手です」とクラスを上げた前WBA世界フェザー級スーパー王者の名前を挙げ、ゴーサインが出た海外進出を歓迎した。

 来年に弾みをつけるためにも、大みそかの試合に負けるわけにはいかない。この日発表された相手は同級7位オリバー・フローレス(ニカラグア)。27勝17KO1敗2分のサウスポーだ。唯一の黒星は2012年、現WBO同級1位、WBC同級5位のランクされるミゲール・ベルチェルト(メキシコ)に喫したもの。内山によれば「けっこう左を振ってくる。ラフなところもある」とのことだ。

 24歳とひと回り若いチャレンジャーを迎える内山は「右が当たれば仕留められるんじゃないかと思う。大人の厳しさを教えてあげますよ」と自信の笑み。海外進出実現の可能性がグッと高まり、モチベーションも上がったようだ。

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