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2015年11月22日日曜日

カネロがコットに判定勝ち、WBCミドル級王座獲得

 ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで21日(日本時間22日)挙行された注目のミゲール・コット(プエルトリコ)vsサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)の対決はアルバレスが12回3-0判定勝ち。コットがタイトル認定料支払いを拒否してはく奪されたWBC世界ミドル級王座に就いた。

 ダウンシーンはなく、試合を通じていずれかが重大なダメージを被ることもかなかった。スタートからサイドステップを中心とするフットワークを駆使するコットに対し、カネロがプレスをかける展開で試合は推移。カネロのパワーパンチが決まる場面もあるが、コットは絶えず動き回り、機を見て左右コンビネーションを叩き込む。アウトボクシングを重視するラスベガスの採点ではコットが優勢かとも思えたが、これが裏目に出た。この日のジャッジたちは終始アグレッシブだったカネロにポイントを与えた。

 後半に入ってもコットは、打ち合いに応じた8回をのぞき徹底して脚を使いカネロのミスを誘うボクシング。だが結果的にアウトボクシングが露骨すぎたのか、公式スコアは117-111、118-110、119-109と大差でメキシカンが支持された。

「言葉が見つからないほどうれしい。ミゲール・コットをリスペクトしているけど、これからは私の時代だ」と勝者はコメント。また対決が待たれるゲンナジー・ゴロフキンに「もし彼がやりたいなら、今グローブをはめ直してやってもいい」と歓迎の姿勢を示した。

 一方のコットはスコアカードに不満を表し、インタビューを拒否してそのまま控え室へ直行。代わりにフレディ・ローチ・トレーナーが「スコアカードよりも試合はクロスファイトだった。ミゲールのディフェンスは信じられないほど素晴らしいかった」とメディアに語った。

 アンダーカードに出場した前世界S・バンタム級統一王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)はドリアン・フランシスコ(フィリピン)に10回戦で100-90×2に97-93の3-0判定勝利。スピードとスキルで圧倒し、今後S・バンタム級王者、あるいはワシル・ロマチェンコ(ウクライナ=WBOフェザー級王者)への挑戦を見据えている。Photos/GBP