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「理想は1回KO勝ち」 田中恒成が公開練習で自信

2015年12月1日 11時38分

「どんなかたちでもいいからKOで勝ちたい。理想は1ラウンド。早く終わって年越しの準備をしないといけない」。大みそかに名古屋市の愛知県体育館で初防衛戦を予定しているWBO世界ミニマム級王者の田中恒成(畑中)が試合まで1ヵ月の30日午後、畑中ジム(名古屋)でメディアにスパーリングを公開し、試合後のインタビューでこんな景気のいいコメントをしてみせた。

初防衛戦まで1か月の田中(左)とパートナーのガレロ

 スパーリング・パートナーとして、挑戦者同級4位ビック・サルダーと同じフィリピンから世界6位のジェフリー・ガレロを招き、この日が最初の手合わせだった。5ラウンド、インターバル30秒でキビキビしたスパーを披露した田中。思い切り打ち込む右ストレート、左フック、合間にショートの連打を盛り込むなど多彩な攻撃を仕掛け、畑中清詞会長も「初めてにしては十分すぎるぐらいよかった」と、満足そうだった。

 サルダーについて、田中は試合映像をあまり見ていないというが、それでも「(防衛戦でも)守る気持ちはさらさらない」。5月の世界王座獲得戦時に比べ、パワーアップを心がけたといい、心身ともに充実していることがこの自信に繋がっているようだ。

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