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IBFがフューリーに指名戦を指令、王座の行方は?

2015年12月2日 14時59分

 IBFは11月30日付けで28日にヘビー級新チャンピオンとなったタイソン・フューリー(英=写真)に対し、同級1位ヤケスラフ・グラズコフ(ウクライナ)との指名試合を指令。両陣営はは交渉に入るか、そうでない場合は入札を行うとした。これに対しグラズコフをプロモートするメインイベンツ社は対戦交渉の意思がないことをIBFに伝え、IBFは11日に入札を行うと各プロモーターに通知。ESPNは「入札は行われないだろう」と報じている。

 ESPNによると、フューリーは先月28日、3団体統一王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)を下したが、両者の契約の中には再戦条項があり、クリチコはこの権利を行使する可能性が高いと言われている。グラズコフ陣営としては、フューリーが指名試合の義務を果たさないことにより、IBFがヘビー級王座を空位とし、ランク最上位者の4位チャールズ・マーティン(米)との王座決定戦に進む─というシナリオを描けるのだという。

 同時にグラズコフ陣営は1月16日にニューヨークのバークレイズセンターで予定されているWBC同級王者デオンタイ・ワイルダー(米)の防衛戦にも名乗りを上げ、交渉を進めているとのころ。WBC王者への挑戦とIBFの王座決定戦という二段構えで虎視眈々とチャンスを伺っているわけだ。9年以上も王座に君臨したクリチコの陥落で、ヘビー級が慌ただしくなってきた。

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