今週金曜日11日（日本時間12日）プエルトリコのサンフアンに登場する複数階級王者ノニト・ドネア（フィリピン）の試合は世界王座決定戦ではなく、WBO･S･バンタム級インターナショナル戦として行われる見込みが強くなった。当初ドネアは相手のセサール・フアレス（メキシコ＝WBO同級級１位）と前王者ギジェルモ・リゴンドウ（キューバ）が剥奪されたベルトを争う予定だったが、主催のトップランク社は「宙に浮いた状態」とメディアに通達している。

　同社のカール・モレッティ副社長は「早く正式にアナウンスしたいと期待している。計量まで、あるいは試合当日にでも承認をとりたい」とフルタイトル決定戦になることを希望する。しかし同社が発信した最新ニュースではインターナショナル戦と記されており、同王座を保持するフアレスにドネアが挑戦するかたちになる。WBOが承認を渋っているのは「フアレスvsドネアの勝者がリゴンドウの挑戦を受けるかどうか決めかねているからだ」という説もある。

　11日の試合はこの一戦のほか、同地のスター候補フェリックス・ベルデホ（プエルトリコ）がメインに出場。ジョセニルソン・ドスサントス（ブラジル）とライト級10回戦を行う。Photo/BoxingScene.com