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フューリー王座はく奪、IBFヘビー級は決定戦へ

2015年12月9日 13時45分

フューリー、TKO勝利でクリチコ挑戦に前進(ボクシングニュース) IBFはヘビー級王者タイソン・フューリー(英=写真)のタイトルをはく奪することを決定。11日に予定されていた入札も中止にすると通知した。フューリーが指名挑戦者ヤケスラフ・グラズコフ(ウクライナ)との指名戦を拒んだのが理由。

 先月28日、ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)を下して3団体統一王者になったフューリーに対し、IBFは即座にグラズコフと交渉に入るよう求めたが、フューリー側はクリチコとの再戦を優先するとしてこれを拒否。入札にも参加の意思を示さなかったため、IBFは王座はく奪を決定した。

 IBFは同時にグラズコフとチャールズ・マーティン(米)に対し王座決定戦をオーダーした。グラスコフは1月16日に行われるWBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(米)に挑戦する可能性も残していたが、今回の決定によりIBFの王座決定戦にターゲットを絞る。今週末12日にサンアントニオで試合を予定していたマーティンもこれをキャンセルして決定戦に備える見込みだ。

 これに対し、フューリー陣営は不快感を表明している。IBFの取った措置はたとえルール通りだとしても、絶対王者クリチコを下して戴冠したフューリーの王座がすぐにはく奪され、新たな王者を決める試合が行われるのは普通に考えておかしい、というわけだ。フューリーをプロモートするミック・ヘネシーは、グラズコフとマーティンによる決定戦を「価値がない」とバッサリ。どちらが勝っても真の世界王者とは呼べない─ということだろう。

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