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加治木了太が強打爆発、タイトル挑戦をアピール

2015年12月12日 23時30分

 大鵬ジム主催の第55回チャンピオンズロードは12日、大阪市阿倍野区民センターで行われ、メインのフェザー級8回戦は日本同級10位、OPBF同級9位の加治木了太(30=大鵬)がランク入りを狙った奥田翔太(25=岐阜ヨコゼキ)を寄せ付けず、3回に強打を爆発させ、テンカウントを聞かせた。加治木は15年の3試合はすべてKO勝ち。

 セミのS・フェザー級8回戦は昨年の西日本新人王、大里拳(21=大鵬)が日本同級14位、藤田裕史(26=姫路木下)の変則ファイトに苦しみながらも、2回に右ストレートでダウンを奪うなど、ポイントを重ねて圧勝した。

奥田にパワフルな右を決める加治木(右)

◇フェザー級8回戦
加治木了太(大鵬)[KO3回52秒]奥田翔太(岐阜ヨコゼキ)
 KO率が高くダイナマイトパンチの異名を持つ加治木が本領を発揮して自身の2015年を締めくくった。7勝2KO2敗でランキング入りを狙った奥田はジャブを突いて、加治木の接近を阻み、右フックを決めようとした。じっくり動きを見た加治木は2回から左右フックで奥田を追い詰める。3回、必死に足を使う奥田に加治木の右フックがヒット。たまらずコーナーに後退した奥田に、加治木が右フックを打ち抜くと、仰向けに倒れた奥田は立ち上がることができなかった。

 キャリアの差を見せつけた加治木は「ランキングに入っているので、変な試合はできない。ここはぶっ倒してやろうと思っていた。久しぶりにいいKOができた。来年こそベルトを巻かないといけないので、がんばるだけです」と上昇を誓った。戦績はは27勝18KO9敗。

◇S・フェザー級8回戦
大里拳(大鵬)[3-0(80-70、79-71×2)]藤田裕史(姫路木下)

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