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井上拓真が初防衛成功、OPBF・S・フライ級

2015年12月29日 19時00分

 29日有明コロシアムで行われたOPBF・S・フライ級タイトルマッチは、王者の井上拓真(大橋)が指名挑戦者レネ・ダッケル(フィリピン)に3-0判定勝ち。初防衛に成功した。スコアは118-109×2、117-110。

最終回にダウンを奪ったものの、拓真は内容に不満顔

 世界4団体でランク入りしている拓真が初回から優勢。ワンツーやフックを打ち込んでいき、ダッケルはこれをガードで防ぐ展開。拓真は徐々にボディブローも出てきて、4回を終えてフルマークでリードした。

 あとはKO勝ちできるかの問題と思われたが、ダッケルは拓真の動きに慣れたのか、中盤から抵抗を強める。ラフなパンチを上下に散らし、6回に左フックを打ち終わりに合わせ、7回には右フックが拓真の顔面をきれいにとらえる。これには拓真の足元が一瞬フラついたが、フットワークを使ってすぐに立て直した。8回を終わっての採点は78-74×3。

 拓真は終盤に入っても、自ら仕掛けたり、カウンターを打ち込んだりと、攻めの姿勢を崩さなかった。しかしダッケルは目が良く、なかなか決定打を打ち込むことができない。ようやく最終12回、右を効かせて、左フックをフォローしてダウンを奪うと、ここからKO勝利を狙ったが、ダッケルに持ちこたえられてゴング。悔しがった拓真は6勝1KO無敗。ダッケルは15勝5KO6敗1分。対日本人の戦績は1勝2敗1分となった。

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