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「モンスターが帰ってきた」井上尚弥の海外評価

2016年1月1日 19時49分

 WBO世界S・フライ級チャンピオン井上尚弥(大橋)の1年ぶりのリング登場は海外メディアも熱い視線を向けていた。そのひとつ米国のスイート・サイエンス・ドットコムは井上が29日、ワルリト・パレナス(フィリピン)を2回で撃退した後、「ザ・モンスター・リターンズ」という観戦記を掲載した。著者は以前、同サイトで田中恒成(畑中)を分析したマット・マクグライン記者。

 それによると同記者は今回、井上の打たれ強さを見たかったが、それが判明しないうちに試合が終わってしまったと記述。「それ(アゴの強さ)はまだわからないが、我々が知ったことは、ごく少数のベストファイターのみがテストのため彼と拮抗した攻防に持ち込めるという事実」と解説。また「他の選手なら、ジャブを狙っている過程で井上は5発のコンビネーションを放つ」とその能力の高さを分析。そして「向こう10年、トップに君臨する力がある」と称賛の言葉を送る。

 また井上の今後に関しては、「もし日本に留まるのなら、対抗王者のカルロス・クアドラス(WBC王者)との統一戦が有力。これはクラスの1位と2位の戦い」と記す。一方「海外とくに米国進出を決断するなら、日本開催の可能性も大きいものの、ローマン・ゴンサレス戦が魅力だ。井上-ゴンサレスはボクシング界のベストカードに入る」と開催を期待する。

 ところで同記者は得意の?田中恒成に関してもビック・サルダー(フィリピン)戦について言及。前回、田中をべた褒めした同氏だが、今回は辛め。「タナカのリング上のインテリジェンスとパンチの耐久力はクエスチョンマーク。恐ろしいパフォーマンスだった。もしこれが真実なら、未来は厳しいかもしれない」と評価。期待が大きいだけに辛口になった?

 さらなる飛躍が期待される井上尚弥&拓真の兄弟は元旦からロードワークを開始(写真)。この兄弟に限って油断や慢心はまったくないようだ。

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