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大みそか防衛の内山高志&田口良一が記者会見

2016年1月2日 17時21分

 昨年大みそかに東京・大田区総合体育館で行われたダブル世界タイトルマッチから2夜明け、ともにTKO勝ちを収めたWBA世界S・フェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)とWBA世界L・フライ級王者の田口良一(ワタナベ)が東京・五反田の所属ジムで会見を開いた。

2016年の意気込みを語った内山(右)と田口

 左ボディ一撃で終わらせる圧巻の3回TKO勝ちで歴代単独2位となる11度目の防衛を果たした内山は「もう少し中盤くらいまでやるつもりで、じわじわ弱らせようと思っていたボディで終わってしまった。映像は1回見たが、少し動きに硬さがあり、6割、7割くらいの出来だったかな」と自己評価。それでも、次戦にも期待される米国進出は頭にあったようで「どこかで勝ち方は気にしていた。ぐだぐだの試合をすれば、一気に評価が下がるので、インパクトは大事だと思っていた。この倒し方なら面白いと思ってもらえたのではないか。パンチももらってないし、体も拳も怪我はないのでいつでも試合ができる。決まれば、どこでも、誰とでもやる」と意欲を示した。

 ポイントでリードされる展開から9回終了TKO勝ちで2度目の防衛を果たし、世界王者となって1年が過ぎた田口は「相手のペースに飲まれ、前半は思うような動きができなかったので納得していない」と、やや左頬に腫れが残る顔で、まず反省の弁が口をついた。「風邪でコンディションがよくなかった。プロとしてあってはならないというか、必ず次に生かしたい。もっと挑戦者の気持ちを持っていれば、いい動きができたかもしれない。いい経験になりました。今後は会長が決めてくれた試合を1試合1試合勝っていきたい」と神妙な面持ちで話した。

 WBA世界S・フライ級王者の河野公平と合わせ、3人の現役世界王者を抱えて新年を迎えた渡辺均会長は「ホッとした。いい正月を迎えられる」と笑顔。内山については大みそかに続いて米国進出を明言し、名前が上がっているニコラス・ウォータース(ジャマイカ)について「向こうもネットなどでやりたいと言っているようなので決まるのではないか。ウォータースだろうと、(ユリオルキス・)ガンボアだろうと、(WBAレギュラー王者のハビエル・)フォルツナだろうと自信を持って送り出せる」と語った。河野についてはマカオでの防衛戦、田口については地道な防衛を目標に掲げる一方、L・フライ級の日本人世界王者が3人になった状況を受け、「いずれ統一戦ができれば盛り上がる」と期待を寄せた。

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