2016年1月17日日曜日

ワイルダーがV3、ヒューリー乱入でリング騒然

 ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターで16日(日本時間17日)1万2688人の観衆を集めて行われたWBC世界ヘビー級タイトルマッチは、王者デオンタイ・ワイルダー(米=写真右)が挑戦者6位アルツール・スピルカ(ポーランド)に9回2分24秒KO勝ち。1年前バーメイン・スタイバーン(ハイチ=カナダ)から奪った王座のV3に成功した。これでワイルダーは36勝35KOと依然無敗を維持している。

 序盤は2回に左フックを命中させるなどスピルカが優勢。ワイルダーも強打を返すが、まだリズムをつかめず断続的にジャブをコネクトするにとどまる。5回、両者はお互いに相手をロープへ送る場面をつくりヒートアップ。6回、ジャブから右クロスをヒットしたワイルダーは7回アタックを強化。タイミングが合い出したワイルダーにスピルカも手数で対抗し沸かせる。

 8ラウンド終了時点のスコアカードは78-74×2、77-75でワイルダーがリード。迎えた9回、挑戦者の左に合わせるように放った王者の右でスピルカは仰向けに大の字。ストップされたスピルカはドクターに診断された後、担架でリングを去った。

 ワンパンチKO勝ちのワイルダーのインタビュー中、WBA&WBO統一王者タイソン・ヒューリー(英=写真左)がリングイン。マイクを手に鼻先三寸で「いつ、どこでもこっちはオーケーだ!」と挑発。ワイルダーは「お前は見掛け倒しのボクサー。試練を与えてやる。そっちのバックグランド(英国)でやってもいい」などと返し、2人は激しく罵り合った。Photo/SUMIO YAMADA

 ワイルダーvsヒューリーは指名試合の絡みで実現までには時間がかかりそうだが、両者の対戦をあおるには十分な試合後の舌戦だった。ワイルダーの戦績は36勝35KO無敗。ポーランド人初の世界ヘビー級王者にはなれなかったスピルカは20勝15KO2敗。