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木村悠の挑戦者ロペス、火山麓でトレーニング

2016年1月29日 16時47分

 3月4日の島津アリーナ京都で、WBC世界L・フライ級チャンピオン木村悠(帝拳)に挑むガニガン・ロペス(メキシコ=WBC9位)が、ベルト奪取に向け調整を図っている。場所は出身地のメキシコシティ郊外アメカメカという町。このおもしろい名前の町で、デビュー当時からコンビを組む西出健一マネジャー、兄でトレーナーのラウロ・ロペスの指導で汗をかく。

ノックアウトを狙っていくというロペス

 現地メディアによると、ロペス(34)は毎朝、町の近くにあるポポカテペトル火山の斜面でロードワークを実行。この火山は最近噴火を繰り返しており、かなり危険を伴う行為に思えるが、これも打倒木村にかける意気込みの表れと見たい。そして午後ジムワークというスケジュール。これまでメキシコシティで調整することが多かったロペスが高地トレーニングを敢行するのは「3月の日本はまだ寒い」と陣営が読んでいるからだという。

 サウスポーのテクニシャンタイプのロペスは昨年、木村が下したペドロ・ゲバラ(メキシコ)に挑戦して判定負け。そのゲバラに勝った木村だが「(木村は)ダメージを受けた場面があり、勝利はラッキー。私はスコアに泣かないためにもノックアウトか誰もが納得する明白な勝利を目指す」と発言。1月初めに始動したロペスは今週末からスパーリングに入る予定。メインパートナーにマルティン・カシージャス(メキシコ=15勝9KO6敗1分)を起用する。この選手は亀田和毅と対戦したアレハンドロ・エルナンデス、井上尚弥との対戦がクローズアップされるダビ・カルモナ(いずれもメキシコ)には10回戦で判定負けしている。

 ゲバラ戦から1試合はさみ、1年間で2度世界に挑戦できるのはラッキーと語るロペス。最近、通貨のペソが対ドルで低下気味のメキシコで「ドルが稼げるのはうれしい」と言うものの「一番重要なのは勝つこと。チャンピオンになれば、いくらでも稼げる。だから今回のチャンスは絶対に逃したくない」と固い決意を明かす。

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