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井上尚弥が統一戦に意欲、WBC王者クアドラスに関心

2016年2月12日 16時27分

 東京ドームホテルで12日、2015年度年間表彰式が行われた。各賞に輝いたチャンピオンらがメディアの取材に応じ、WBO世界S・フライ級王者の井上尚弥(大橋)は統一戦に意欲を見せた。

左からKO賞の井上尚、敢闘賞の八重樫、新鋭賞の井上拓

 昨年はけがの影響で年末の1試合のみに終わった井上だが、ワルリト・パレナス(フィリピン)を2回TKOで下した試合がKO賞に輝き「1試合しかしていないのに、KO賞をもらってうれしく思う」と喜びを語った。

 2016年の目標を問われた井上は「春の防衛戦(同級1位ダビ・カルモナとの指名試合を調整中)をクリアしたら統一戦をやりたい。だれかと聞かれたら、クアドラスが面白いと思う」とWBC王者カルロス・クアドラス(メキシコ)を指名。無敵のWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)とのドリームマッチは「現時点で(ゴンサレスが)フライ級なので、S・フライ級に上がってきたらぜひやりたい」と述べた。

 技能賞のWBC世界バンタム級王者、山中慎介(帝拳)は「日本人チャンピオンがたくさんインパクトのある試合をしている中で、技能賞を受賞できたのはうれしい。昨年9月のモレノ戦は僅差の試合で納得していない。3月4日の試合(V10戦)で成長した姿を見せたい」とコメント。殊勲賞のWBA世界L・フライ級チャンピオンの井岡一翔(井岡)は「昨年は3階級制覇を達成して夢を叶えた1年だった。今年は統一戦も視野に入れて、防衛を重ねていきたい」と誓った。

 ラスベガスで行われたフランシスコ・バルガス(メキシコ)戦で年間最高試合賞と敢闘賞を獲得した三浦隆司(帝拳)は「バルガスにリベンジしたい」とキッパリ。受賞者の中で最も若い20歳、WBO世界ミニマム級王者の田中恒成(畑中)は「今年中に2階級制覇したい」とさらなるステップアップを誓った。女子初の3階級制覇を達成したWBO女子世界バンタム級王者の藤岡奈穂子(竹原&畑山)は「女子では4階級制覇が最高なので、5階級制覇を目指したい」と鉄人らしい目標を掲げた。

◆最優秀選手賞 内山高志
◆技能賞 山中慎介
◆殊勲賞 井岡一翔
◆敢闘賞 三浦隆司、八重樫東
◆努力賞 河野公平、田口良一、田中恒成、木村悠
◆KO賞 内山高志、井上尚弥
◆新鋭賞=井上拓真、尾川堅一
◆年間最高試合賞
●世界タイトルマッチ
・WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ(11月21日)
三浦隆司vsフランシスコ・バルガス=GBP

●日本タイトルマッチ
・日本L・フライ級タイトルマッチ(12月27日)
 堀川謙一vs拳四朗=森岡プロモーション
◆女子年間最優秀選手賞 藤岡奈穂子(竹原&畑山)
◆年間最高試合賞
・WBA・WBC女子世界アトム級王座統一戦(10月22日)
 小関vs宮尾綾香(大橋)=大橋プロモーション
◇特別賞
 石田順裕(元WBA世界S・ウェルター級暫定王者)
 故・久末聖治(JBC北海道地区事務局長)
 故・桑田和昌(JBC審判員)
 故・遠山甲(JBC審判員)
 故・織田秀樹(元中日本ボクシング協会長)

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