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木村悠に挑戦のロペス「クレバーに立ち回る」

2016年2月29日 15時30分

 4日の島津アリーナ京都でWBC世界L・フライ級王者の木村悠(帝拳)に挑戦する同級5位ガニガン・ロペス(メキシコ)が29日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開した。

もの静かな態度が印象的だったロペス

 かつて新井田豊や亀田興毅のスパーリングパートナーとして来日経験のあるロペスは昨年7月、前王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)にチャレンジして判定負け。今回が2度目の世界挑戦となる。ゲバラ戦は「体調が悪く、試合の日までに回復しなかったのが敗因」とのことだが、1年もたたずに訪れた2度目のチャンスを前に、「キムラはスピードがあってクレバーな戦い方をするが、私はクレバーに立ち回り、プレスをかけ続けていく」と静かに闘志を燃やした。

 母国ではボクシング以外に、アメカメ市のスポーツディレクターを務め、2年前からは大学でボクシングの授業を受け持ち、月曜から金曜まで一般の大学生にボクシングを教えている。指導経験がボクシングの幅を広げているのか、自らのボクシングスタイルを問われ「どんな相手にも合わせてボクシングができること」と表現した。

 木村の参謀を務める小山和博トレーナーは「引き出しの非常に多い選手だと思う。あとはリングの上で、お互いがいかに相手にとってやりにくいボクシングができるかどうか」と試合のポイントを指摘。スイッチも駆使するロペスと、技巧派の木村の一戦は、テクニカルな攻防が楽しめる玄人好みの試合になりそうだ。

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